もしも…なお話7

仲悪かった？ ページ7

「まぁ、結構我儘というか
交換条件を叩きつけたのよ？
それでも私の意見を通してくれて
私は調理室にこもる事が出来たんだけど

今は中学の時程自由じゃないけど
次の試合が近々あるんでしょ？その準備もしているから
私の事は気にせずに練習頑張ってね」

という事があって、数日が経過し
家に帰ると…

「おかえりー遅かったな？
はよ家に入れて欲しいわぁ」
と、扉の前で手を振る翔君

「あれ？大会前だから来れないとか言ってたのに」
玄関を開けると、私の荷物を持って中に入っていく翔君

「ちょこーっとだけ気になる事があったんや」

荷物を置くと私に抱きついてきて

「はぁぁあ〜癒されるわぁ〜
久々のAや〜」
「ふふっ、確かに久しぶりかも
元気…だったよね？電話はしていたんだもん」

むぎゅーっと抱きしめる力が強くなったから
離してーっと押し離れ

「もう…で？ご飯食べるの？」
「もちろん食うでー、何なら泊まっていくつもりや」

ニコニコと笑って答える翔君にそれ以上は突っ込まずに

「気になる事ってなぁに？何かあったの？」
「あー、いや、お前さー桃井と仲悪かった？」

台所に立つ私の対面に立ってそんな事を言い出す

「なんで？？特に悪くなかったと思うよ？
普通だったと思うけど…」

料理を作りながら「うーん」と唸る私に

「まぁ、料理食べながら話したるわ」

言うてええよー【今吉】→←お昼休み【リコ】

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