もしも…なお話7

無意識 ページ16

黄瀬君に言われなきゃ気付かなかったかも

そんなに翔君を見ていたのかな？
黄瀬君も気付くの凄いなぁ

でも、そうだよね
黒君に勝って欲しいから応援しなきゃだよね…
でも……


ーーーコート内【今吉】ーーー

青峰が黒子の前に立ち

「出てこいよ、テツ
ノイズの様な声が聞こえてくるんだよ
居るんだろ？あの人が…
なら、決着つけようぜ。見せつけてやるよ、強さを」

ジッと青峰を見つめる黒子

「聞こえるんですね？
しかし、僕は負けません」

試合に戻る黒子

ほぅ？あの青峰にも声が届いてるとは…
おもろい試合になりそうやな？

そして、試合が始まると、黒子の前に立ちはだかる
姿が認識されてるのが不思議そうな顔をしてんな？

お前さんぐらいなら意識したら見つけられるで？
ニンマリと口角の上がった顔のまま声をかけ

「女神様の応援は届いてるか？」
「え？」

「おるやろ？優しい勝利の女神様が
ワシにも声が聞こえてるんやで？幼馴染やからなぁ

勿論、3年前の出来事も知ってるけどなぁ？
それでも応援するって、健気なやっちゃでほんま」

そう言うと、黒子が眉をひそめ

「…何が言いたいんですか？
確かに、僕達は酷い事をしてしまいました

でも、それが…」
「まぁ、ええねん
再会してもうたのは仕方ないし」

黒子の言葉を遮りボールを受け、青峰へとパスを出す

「ワシ等が勝つのは間違いない事や
最強は青峰やし……」

ワシには確信があるんや…
Aは絶対に

『翔君が負ける姿を想像できない』

「女神もワシの味方や」

と、笑った

想像できなかった→←何なんっスかね？【黄瀬】

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