誰がチートにしろって言った！！続編できちゃったよ！おい！！

第７８話 お土産選びって楽しい ページ34

東雲side

佐藤｢とうちゃーく！｣
東雲｢やっと.......着いた.......｣
乙骨｢東雲くん｡本当に大丈夫？｣

乙骨しか優しい人間はいないのか.......？
愛は寝ようとしたら､話しかけてくるし
オセロしたいとか言い出すし

東雲｢もうやだ｡帰りたい｣
乙骨｢大丈夫！？｣

マジでやだよ｡ホント

佐藤｢ここからは別行動だね｣

飛行機までが同じで､ここからの行き先は正反対

東雲｢じゃあね｡乙骨｣
佐藤｢バイバイ｣
乙骨｢またね｡東雲くん､愛ちゃん｣

笑顔で手を振る乙骨
乙骨が乗るバスはもうすぐ出るらしく､走っていってしまった

東雲｢.......どうしよう｡愛｣
佐藤｢なにが？｣
東雲｢好きかもしんない｣
佐藤｢いまさら？｣

ニヤニヤ笑う愛
今までで､1番腹立つ顔してる

東雲｢(でも､否定できない)｣

見ている分の"好き"と実際に感じ取る"好き"は､こんなに違うのか

東雲｢私達も行くよ｣
佐藤｢えー｡まだ時間あるから､お土産見たい！｣
東雲｢帰りに買えばいいだろ｣

さっさと､終わらせて帰ろう
ってか､お土産なんて買ってどうすんだよ！！

佐藤｢日本食が恋しくなる前に帰ろうね｣ﾎﾞﾘﾎﾞﾘ
東雲｢う○い棒食うな｣
佐藤｢蛍ちゃんもいる？｣
東雲｢チョコがいい｣
佐藤｢はい｣

結局､俺もこの馬鹿と同類なんだよな
そういえば.......

東雲｢(そのまま､持ってきちゃったけどいいのかな｡これ？)｣

ラピスラズリのペンダント｡
とりあえず､困ったから身につけている
別につけていても､何の変化もないんだけどね

東雲｢いいな｡お前は帰ったら愛する馬鹿がいて｣
佐藤｢アレのどこを好きになればいいの？｣
東雲｢大丈夫｡お前は意外と押しに弱いから｣

多分､このまま朝比奈が押し続ければ
愛は折れるだろうな｡
コイツは､めっちゃ頑固だけど
こういうのには弱いから

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