紫エゾギク:kochan ページ7
僕の彼女は僕より3つ上で大人びていて、綺麗な人だ
そして、考えが読めない人でもある
kochan「Aさん、好きです」
『どうしたんですか?急に』
kochan「Aさんは?僕のことどう思ってますか?」
『航平くんと同じ気持ちですよ』
ほら、あなたは真面目に答えてくれた事がない
好きってそれさえ聞ければ、それだけでいいのに
自分が子供過ぎるのはわかってる
だから、もう潮時だ
kochan「Aさん、ちょっとお話いいですか?」
『いいですよ。どうしました?』
汗が止まらない
泣きそうだ
『航平くん?』
kochan「僕と、別れて、ください」
『えっ?なんで?』
kochan「これ以上、Aさんをこんな恋人ごっこに付き合わせるのは可哀想だと思ったので」
自分で言ってて、悲しくなってくる
『航平くん、私別に無理やり付き合ってたわけじゃないよ?』
kochan「でもっ、好意はないですよね?」
『なんでそうなるの?』
kochan「だって!僕は好きで仕方なかったのに、Aさんは1度も言ってくれなかった!」
『それは...』
kochan「ごめんなさい、さよなら」
『ちょっと、待ってよ!』
情けない
走って逃げてきてしまった
重い体をベッドに投げ、泣きじゃくった
僕は、こんなにもあの人に惚れ込んでいたんだ
けど、夢にすぎなかったんだ
忘れてしまいたい
いっそ、告白から無かったことにしてしまいたい
そんなことを考えているうちに寝落ちをしていた
64人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「短編集」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
零華(プロフ) - 間違えていました。名前の表記を直しました。ご指摘ありがとうございます! (2019年6月3日 16時) (レス) id: 5e005dfc10 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - いざわさんなので、iswではなくizwではないでしょうか (2019年6月3日 15時) (レス) id: 882a1c22c8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:零華 | 作成日時:2019年6月3日 11時