花言葉に乗せて【短編集】

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〜翌朝〜







ピンポーン、ピンポーン








あっ、誰か来てる



でも、顔酷いだろうしな〜



居留守使うしかないか...








ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン






...なかなかしつこい人だな






仕方ない、出よう







ガチャ


kochan「はーい、どちら様ですk『航平くん！』Aさん！？なんで？」

『とりあえず入れて！』







珍しいAさんの切羽詰まった声を聞き、思わず入れてしまった









kochan「で、何しに来たんですか」




少し冷たいトーンで聞いてしまった



『何って、お話しに来ました』

kochan「何の話ですか？」

『お付き合いの話です』





もう、終わったことじゃんか




kochan「その話なら昨日したじゃないですか」

『あれは話と言うより、一方的に喋ってただけじゃないですか！』

kochan「どっちでもいいですよ。もう蒸し返さないでください」

『私は、航平くんに告白されてすごく嬉しかったです』
『デートも、色々私の好みに合わせてプランを考えてくれて嬉しかった』
『だからこそ、後悔してる』

kochan「後悔？」

『もっとちゃんと航平くんの気持ちに素直に答えていたらって、言わなくても伝わるなんて勝手なことを考えて傷つけたこと』
『ほんとにごめん』







kochan「...いいんですか？いいようにとりますよ」

『これもあったら、100%いいようにとってくれる？』





そう言って、一輪の花を取り出した




紫の綺麗なエゾギクだ









こんなの、いいようにとるしかない









やっぱりAさんは素敵だ








『航平くん』

kochan「なんですか？」

『好きです...』

kochan「僕もです」








その距離わずか3センチ







やっと、1つ考えてることがわかった




紫のエゾギク:私の愛はあなたの愛より深い

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−なんだろう、こうちゃんのキャラブレてる感半端ない

作者です→←紫エゾギク:kochan

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