マフィア松〜貴方は六人の兄たちに愛される〜

特別編 チョロ松の看病 ページ23

チョロ松「ズビッ……」

A「あ、チョロ松兄さんティッシュいる？」

チョロ松「ありがと。」

A「うわ、チョロ松兄さんの手暖かい。」

チョロ松「ん？」

A「熱あるんじゃない？」

チョロ松「やっぱそうかなー。」

A「どうしたの？」

チョロ松「昨日徹夜して生徒会の仕事して机でそのまま寝ちゃったから……ｽﾞﾋﾞｯ」

A「あーあー、仕事し過ぎだよ。今日は一旦休みな？仕事は終わってる？」

チョロ松「今ちょうど終わった。」

A「じゃあゆっくりしてなよ。後でお粥持ってくからさ。」

チョロ松「うん。ごめん｣




A「チョロ松兄さん、出来たよ。」

チョロ松「ありがと。」

チョロ松「……食べさせて」

チョロ松兄さんはお粥を見て言った。

A「いいよ。」

A「熱いから気をつけてね。フー、フー。」

チョロ松「ﾓｸﾞﾓｸﾞ)……僕の好きなやつだ。」

A「よかったぁ…好みが変わっちゃってたらどうしようと思ったんだけど。」

チョロ松「Aの作るものならなんでも美味しいよ。」


…………チョロ松兄さんがいつもよりデレてる気がする。

チョロ松「ご馳走様。」

A「はい、お粗末さまでした。」

A「じゃあ、おしぼり用意してくるね？」

チョロ松「うん。」


A「終わったよ。」

チョロ松「ねぇA。」

A「ん？」

チョロ松「近くにいたい。」

A「チョロ松兄さん今日デレてるね〜w」

チョロ松「だめ？」

A「あぁ！もうなんでもいいよ！ほらおいで！」

チョロ松「えへへぇ…A〜。」

あ、ダメだこれ、熱のせいで頭おかしくなってる。

チョロ松兄さんは正座した状態の私に前から抱きついてきた。


A「汗拭けないよ。」

チョロ松「ん……」

チョロ松「ｺﾞﾛﾝ)これで出来る？」

チョロ松兄さんは仰向けになって私の膝を枕にして寝た。

A「うん。じゃあおやすみ。」

チョロ松「すやぁ…………。」




その後、チョロ松兄さんは全回復した。


チョロ松「おはようA。」

A「おはよう。よく寝れた？」

チョロ松「うん。昨日変な夢見たんだよ。」

A「どんな？」

チョロ松「Aに抱き着く夢。そんなこと僕がするわけないのにね。なんだったんだろ？」

A「………夢じゃないよ(ﾎﾞｿｯ」

チョロ松「へ？」

A「いやぁ、いつも見れないチョロ松兄さんの姿を見れてよかったよ。」

チョロ松「あ……(全て思い出した)」

特別編 一松の看病→←特別編 カラ松の看病

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す