レッドあんどグリーン(１×３)

･ ページ2

おそ松side.








くそ。

くそくそくそ!

あーもうやってらんねぇよ。
パチンコ、競馬は負けるしチビ太にお玉で頭は叩かれるし、イヤミにはさんざんバカにされるし。

イライラしながら家に帰ると緑の靴がひとつ、丁寧に並べられていた。







チョロ松がいる!
そう希望の光が見えた。

可愛い可愛い恋人に慰めてもらえるビックチャンス!
しかもみんな居ないしこれはイチャイチャできる

ルンルン気分で階段を駆け上がり襖をあけると案の定チョロ松の姿があった。








ぎゅっと後ろから抱きつくとチョロ松は確認せずに「おかえり十四松」と言った。

は!?何こいつ。
俺、おそ松ですけど!?
なに恋人まちがえてんだよ、ムカつく。









「おそ松だけど...」

「へ!?あ、は!?お、おおおおそ松兄さん!?」









言った途端チョロ松は慌てて俺に離れるよう要求してきた。

だから俺はぎゅっとまた抱きしめるとチョロ松は「いい加減にしろ!!」と俺に頭突きをかました。









「いってぇ!!」

「お前が言ってもやめないからだろ!!このくそ!!」

「..あんさぁ、今家に2人きりじゃん？なんで嫌がるの？俺の事ほんとは好きじゃないの？」









「そんなことは...」ともにょもにょ言っているチョロ松。

まぁ、そりゃ俺達やることやってるよ。
だって俺もチョロ松も気持ちいいこと大好きだしさ。

でも、身体だけじゃ意味無いんだよ。
コミュニケーションが大事じゃん？

「好き」とかたまにはチョロ松から聞きたいし俺ばっかり求めてるみたいで嫌なんだよ。









こう伝えればチョロ松は「馬鹿野郎!!」と叫んで殴ってきた。









.

続く お気に入り登録で更新チェックしよう!

最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している


←お互い様

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す