夏祭り ページ9
「だいぶ良くなったよ、半助」
初めの頃に比べたら、だいぶよくなっていた
「ねぇ、A、夏祭りに行きたい!」
「夏祭りか…そう言えば近所の人が言ってたような…」
思い出してみる
「ねぇ!一緒に行こうよ!」
こんなに言われては断れない
「そうだね…夏祭りなんか社会人になって一度も行ってないし、いいよ、いこう!」
夜が待ち遠しくなった
「あら、大川さん、珍しいのね」
「半助とたまには遊ぼうかと思いまして…」
管理人さんに捕まる
「半助君、良い子よね〜
挨拶もできて!」
もと貴族ですからね
生意気でしたけど
と、心の中で思う
「A!早く!」
着物の裾を引っ張られる
「それでは、また後で」
「えぇ、楽しんで!」
色々な屋台があり、大人の私でも楽しめそうだった
「あ」
「あ」
「A?」
目の前にいたのは、今朝会ったばかりの陣内だった
「あ、前の…」
半助も気づいたようだ
「半助、これで好きなところいっといで、私は、あそこにで待ってるから」
「分かった!」
「迷子になったら屋台の人に聞くんだよ!」
「子供じゃないんだから大丈夫!」
そう言い残すと、Aは陣内と向き合う
「お時間ありますか?」
「あぁ、ちょうど、俺も暇だったんだ」
二人、並んで腰掛ける
「先輩が夏祭りですか、1人で」
意外そうな視線を送る
「まぁな、
お前、本当に変わったんだな」
急に話を切り出される
「言ったじゃないですか、私は無意味な人間じゃなくなった。て」
「無意味な人間、か…
お前の言う、無意味な人間、てなんだ?」
陣内の瞳が、Aを映す
それに頬をピンクに染めるA
こんな表情は、陣内意外、誰も見たことがないだろう
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絹ごし豆腐 - 涙腺崩壊しましたッ…土井先生に目覚めました (2017年10月21日 14時) (レス) id: 4d70f7c8ca (このIDを非表示/違反報告)
コトミ - 泣きました! これからも頑張ってください あとこの作品の続き書いてみてください ハッピーエンド版を (2015年6月8日 6時) (レス) id: d449398816 (このIDを非表示/違反報告)
咲右エ門(プロフ) - 蓮華さん» ありがとうございます!最後の宣伝というなの宣伝の所に貼り付けている作品に、番外編を書いていきますので!そちらもよろしくお願いします! (2015年4月30日 18時) (レス) id: 29122c5890 (このIDを非表示/違反報告)
蓮華(プロフ) - はじめまして、蓮華と申します。この小説、占ツク通い始めてから読んだ中で初めて泣きました!!本当、感動の一言に尽きる…………!!という感じでした…………土井先生の幼い頃の話、こーゆーの大好きですっ! (2015年4月30日 18時) (レス) id: 55315901ec (このIDを非表示/違反報告)
咲右エ門(プロフ) - 椎茸砂糖の作り方さん» 最後までよんでくださり感謝です!次作もよろしくお願いします! (2015年4月1日 18時) (レス) id: 29122c5890 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:咲右エ門 | 作成日時:2015年3月26日 8時