同居生活20日目 ページ21
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『俺はお前が好きだけど』
「は?」
俺がそんな爆弾発言を投下したのは数分前のこと
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『昨日悩んでたよなー』
「まぁ、」
『銃兎は俺のこと好きなんだ』
「…」
『図星か』
急にそんな話題になった
図星と捉えた俺は、無意識のうちに『好きだけど』何ていう発言をしていたのだ
自分でも相当馬鹿なんだろう、と思う
なんで急にそんなことを言い出したんだ。
…
「…」
ほらほら、銃兎もビックリして俺の方を見つめてる
『…これまじで。ガチで。本気で。…』
「…まじ…?」
『…まじ。』
「…本気で?」
『本気で。』
「…っ…はぁああ…」
『そんな嫌なの』
大きく息を吐いた銃兎を見てそう呟く
そんな息を吐かれたら嫌われた、なんて思っちゃうじゃん?
俺そんなのやだよ?
他の人のところに行っちゃうかも
「…よかった…」
『ん…てことは?』
「…両想い」
『やっっっ…た…!!!』
「そんな喜ぶとは…。でも、よかった」
そんな優しい笑顔を見せる銃兎。
…初めてか?…いや、前にも見せてくれたかもしれない
…が、今はなんだっていい
こんな幽霊な俺が、銃兎と想いが通じあって。
『あー!!これですっきり成仏出来るかも!!!』
「…成仏するのか」
『しないと流石にエンマさまに怒られるからさ。俺色々とやらかしたりしたから地獄かなぁー』
「…じゃあ私の方が地位が上になるのか」
『…え…腹立つ…』
ムカッとしたその言葉!!!
『成仏しないどこうかな!!』
「は?さっさと成仏したらいいのに…」
『…ほんとに恋人になったのかなぁ…』
段々、不安になってくる
…が、それが銃兎か。別にいい
気にしないでいればいいんだ
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ハリヤヤマ☆ - すっごく好き!ハマ推しなので最高ですね!! (2019年1月29日 18時) (レス) id: f53e064560 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:俺 | 作成日時:2019年1月21日 1時