STORY58 ページ7
そこからは地獄だった。
延々と続く拷問。
お兄ちゃんの苦痛と恐怖から発する断末魔のような叫び
その悲痛な声に私は耐えきれなかった
貴女「もうやめて...私にやってよ!」
ヤモリはお兄ちゃんを痛めつける手をとめ私に視線を移す。
ヤモリ「君は直ぐに壊れそうだから、つまらない。どちらかというと君は精神的に壊した方がいいからねぇ、君はそこで小鳥のように囀ってな。」
貴女「そんな...」
ヤモリ「さぁて」
金木「545...538...531...524..ギャイン!!」
ヤモリはお兄ちゃんに1000から7を引いてその数字を口に出せと命令した。
それはきっと正気を保っていられるようにさせている事だろう
どうして...こんな事を...
こんな地獄のような時間が早く終わってほしいと私は祈るしかなかった。
薬の効力が切れるとヤモリはまたお兄ちゃんに注射する。傷が回復すると肉を食べさせまたデカいペンチで足の指を捥ぎ取る。
その繰り返しだった。
何度も何度も...
気がつけばバケツはお兄ちゃんの足の指が半分にまで、埋まっていた。
ヤモリが部屋から出ていくと、私とお兄ちゃんだけが残された。
お兄ちゃんは私と同じ色をした艶やかな黒髪は少しずつ白く変色していた。
貴女「お兄ちゃん...ごめんなさい、こんな苦しい目にあってるのに私何もできなくて...。」
私は目から大粒の涙を流した。
金木「A...は何も悪くないから...悪いのはお前を巻き込んだ僕だから...こんな怖い思いさせてごめんね...。」
お兄ちゃんは自分がどんなに酷い目にあっても、私を励ました。
昔からそうだった。
貴女「...トーカちゃん達が助けに来てくれると思うから...それまでに耐えれば」
ヤモリ「話してるってことは随分余裕なんだねぇ。」
金木「ビクッ...」
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ニア(プロフ) - iuekei08290606さん» いいですね!アオギリのメンツとかもやってかいてみます! (2018年2月12日 18時) (レス) id: cc316e95e6 (このIDを非表示/違反報告)
iuekei08290606(プロフ) - ニアさん有りがちなネタ何ですけどヒロインが何故か幼児化してしまいあんていくの皆さんは、驚き困惑するがヒロインの可愛らしさにキュンとしそして小さくなったヒロインと誰かがキスしたら元に元に戻ると言う在り来たりなネタ (2018年2月12日 18時) (レス) id: 16b81ad2b3 (このIDを非表示/違反報告)
ニア(プロフ) - iuekei08290606さん» いえいえ!こちらこそリクエストありがとうございます!この調子で更新頑張るんでよろしくお願いしますm(_ _)m (2018年2月11日 17時) (レス) id: cc316e95e6 (このIDを非表示/違反報告)
iuekei08290606(プロフ) - キャァァァァ!!ありがとうございます!ニアさん最高です! (2018年2月11日 17時) (レス) id: ee3306a53d (このIDを非表示/違反報告)
ニア(プロフ) - iuekei08290606さん» こんばんは!ニアです。そのアイディア面白そうですね笑ぜひ書いてみます! (2018年2月10日 23時) (レス) id: cc316e95e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ニア | 作成日時:2018年2月1日 13時