番外編「太宰が一寸疑問に思ってること」 ページ9
「……………」
太宰は少し考え事をしていた
国木田が説教をするが、それも聞かない＿＿＿＿＿＿可笑しい
何時もなら呑気に返事をしたりするが それすらもしない
只太宰は表情一つも変えず考え事をしているだけだった
「あの太宰さん………？」
敦がそう云うと太宰は「え？………ぁ、何だい敦くん？」と返事をした
「太宰さん何を考えてたんです？」
「嗚呼、それは数日前に遡るのだがねえ………」
数日前＿＿＿＿散が太宰の部屋へ泊まりに行った時の事である
『散ちゃ〜んお風呂入っt…え？』
『…………何開けてんだ阿呆。』
風呂の中に居たのは
服(着物)を着たままの散が居た
「って事があってね？
なんで服のままお風呂に入っていたのか気になっているのだよ。」
「……………乱歩さんに聞くのはどうですか？」
「あ、その手があったね敦くん!!!」
いや何故今の今まで気付かなかった、と云う言葉を敦は腹の底へしまい
乱歩さんの机へ向かう太宰と敦
「乱歩さんに聞きたいこと在るんですけど、聞いて良いですか？」
太宰はそう云うと「良いよ〜」と駄菓子を食べながら乱歩は云った
そして先程敦に云った事を太宰は乱歩に聞いた
…………その質問に返ってきた返事は意外なモノだった
「嗚呼、あの着物って散の髪の毛だよ。」
「「はい？」」
乱歩曰く、散の髪の毛は実は何時もの二倍で結っても地面につくので
仕方なく散華創壊で服に変えているのだと云う
敦&太宰(き、聞かなきゃ良かった〜！！！)
続く (更新停止中)
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作者名：かぐチャーハン | 作成日時：2022年9月16日 21時
