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第二十五夜 ページ26

音も無く入って来たのは、後に新選組の双璧と呼ばれるようになる二人と少々の隊員。

「おのれ、騙したな!」

「遊女の分際で我らを騙すとは!どうなるか分かっているのか!」

思っても見ない敵に狼狽えながらも、彼女に向けて抜刀しだす男達。

沖「どうなるかって、君達じゃない?」

彼女の前に立ち、呆れた様に言う沖田。
怒りの対象となっている彼女はと言うと、その顔は冷たくはなっているものの、微笑んでいた。

貴「流血騒動は止めんなんし。」

彼女がそう言ったのを幕開けとして、始まった。
勿論、新選組側の圧倒的な強さによって、簡単に捕らえらえていたが。

「このっ!女の癖に…」

沖「彼女を悪く言うのは頂けないね。」

捕らえられてなお、言葉を発する男達に彼女も息をついた。

貴「わっちはなんにも話しておりんせん。全て彼等がやった事。壬生狼は噛み付いたら離さない事位知ってございんしょう。」

そう、彼女は何もしていない。
情報を話した訳でも、男達の居場所を教えた訳では無い。

彼等が情報を掴み、男達が夕霧を無理言って座敷に呼び、彼女が渋々それを受けた。
そして、そこを狙って彼等が動いた。それだけだ。

諦めの悪い無粋な男達に、軽蔑した様に冷たく言う。

貴「おさらばえ。」

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設定タグ:薄桜鬼 , 沖田 , 伊庭   
作品ジャンル:恋愛
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牡丹一華(プロフ) - ありがとうございます!中々進みませんが、頑張って作って行きたいと思っているので、よろしくお願いします! (2018年5月30日 19時) (レス) id: 3334f9c658 (このIDを非表示/違反報告)
結葉 - すごい楽しいです!続き、頑張ってください! (2018年5月19日 22時) (レス) id: e0601b0ff2 (このIDを非表示/違反報告)
牡丹一華(プロフ) - コメントありがとうございます!出来るだけ早く、作りたいと思っているのでこれからもよろしくお願いします! (2018年5月7日 0時) (レス) id: 3334f9c658 (このIDを非表示/違反報告)
黒豆 - わー―!!続きが気になります!応援してます。頑張ってください! (2018年5月6日 23時) (レス) id: 8bff64fcc3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:牡丹一華 | 作成日時:2018年4月30日 1時

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