21.可笑 ページ21
Aside
…先程まで遠くにあった大きな霊圧が戦闘をやめたように感じる
何故かは分からないが、おそらく総隊長が京楽隊長、浮竹隊長と戦っていて、虎徹副隊長からの話を聞き戦闘をストップしたのだろう
そう、虎徹副隊長の話
旅禍が侵入し、どんどんと早まっていったルキアの処刑の期日に違和感を覚えていたことへの謎が全て分かったように思える
藍染惣右介の目的はルキアの殺害なのだろうか
そんな風に思考を巡らせながら、乱菊さんと共に藍染達の元へと向かう
見えた…!!
「動かないで」
乱菊さんが市丸元隊長を捉えて言う
私も直ぐに動けるように体制をとる
藍染元隊長はといえば
…あれは、夜一様!?
何故か尸魂界にいる夜一様と砕蜂隊長によって身動きが取れない状態になっている
「…すんません藍染隊長、つかまってもた」
……いや、彼らが私達ごときに簡単に捕まるはずがない
わざとだろう
なにか策があるのか??
「…これまでじゃの」
「何だって?」
「…判らぬか藍染、最早おぬしらに…逃げ場はないということが」
裏切り者の3人は既に大勢の隊長、副隊長格の死神に囲まれている
「終わりじゃ、藍染」
夜一様が厳しい目で言うが、藍染は何処か余裕そうだ
「…どうした、何が可笑しい藍染」
「…ああ、済まない
時間だ」
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