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「じいちゃん、聞こえるか…!?」
快斗が外にいる寺井ちゃんに向けて無線を繋げている。
やがて、[ｺﾞｺﾞｺﾞ…！]と音が鳴り響いてきた…
『！来るよ…！』
「えっ、来るってなにが…キャッ！」
『っ！？
……。』
やって来るであろう“水”にひとり
構えの姿勢をとっていると
突然蘭の小さな悲鳴が聞こえてきて。
振り返ると……
『……』
「捕まってろ!!
ぜってー離すんじゃねぇぞ…！」
蘭が快斗に抱きしめられてる。
…まぁ、仕方ないのは分かってるけど…
「まさか…って、
オメー、今目ヤベぇぞ」
『うっさい！
ほらアンタも』
あんたも、こんな小さい体で耐えられると思ってんの？
「！？な、なにしっ…」
しゃがみ込み、新一を抱きしめた私。
『水が来たら息を止めてね』
「！わあってるよ…！」
「････」
『っ？』
快斗が一瞬こっちを睨んだかと思いきや
次の瞬間……
＿＿ﾄﾞｫｫｯ……！！
『息止めて！』
「ッッ！」
ドォォォ、と一気に押し寄せてくる水。
想像してたよりも遥かに強い威力…！
これで消火は出来るよね？
本来であればこの後、快斗と打ち合わせをしていた脱出経路で逃げるつもりだったけど
予想外の展開になったな…
蘭や新一まで居るとなると…
水に流されるまま、何となく未来を予想する。
(いざとなったら……)
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＿＿ｻﾞﾊﾟｯ…！！
『げほっ、げほ……！』
＿＿水の流れから逃れた私たちは
地上に這いずり出て呼吸を整えていた。
「大丈夫か！？A、探偵…！」
『私は平気…！』
「そんな事より蘭だ!!」
地面に寝そべり目を閉じる蘭。
「…蘭！！しっかりしろ、蘭…!!」
『！気絶してる』
「あぁ…大丈夫だ
少し水を飲んで気絶しているだけだ…」
クシャッと髪をかきあげた快斗。
その姿に思わず見惚れ……
ってそんな場合じゃないや
「お前、犯人の計画を知っていたのか？
……Aも」
『…ハハ、』
新一にギロッと睨まれるけど
別に怖くないんだよね…子どもだし(今は)
「あぁ…
通路のひまわりが導火線になるなら、チューブロードは導水路になるはずだってな」
「って事は、犯人はチューブロードにひまわりを植えようと言い出した人物…」
そうそう……
あの女だよ、新一
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缶コーヒー(プロフ) - 美也さん» コメントありがとうございます！！！！ただいまです(´；ω；｀)更新頑張りますねっっっ！！！！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (7月13日 7時) (
レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
美也(プロフ) - この作品好きでずっと待ってました！続き書いてくれてありがとうございます！そしておかえりなさい！！これからも応援し続けます！ (7月13日 0時) (レス) id: 02b6e16ec6 (このIDを非表示/違反報告)
缶コーヒー(プロフ) - 皆様、コメントありがとうございます。長らくお待たせし申し訳ありませんでした。これより更新スタート致します( *´꒳`* ) (7月11日 21時) (レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
碧時雨(プロフ) - キッドに再熱してこちらの作品に巡り合いました。どの作品もとても素敵で一気見してしまい、二人がいつ思いを伝えるのかワクワクしてます。 更新が止まってるようなのですが、いつか更新される日を楽しみにしてます！ (2023年5月3日 21時) (レス) @page35 id: d6806218c2 (このIDを非表示/違反報告)
翔奈(プロフ) - こちらの作品が好きすぎて、もう何周もしてしまいました‼️もう更新される予定はないでょうか？🥲続きをとても楽しみにしています…！！ (2022年10月30日 21時) (レス) @page35 id: 43e26a5008 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：缶コーヒー | 作成日時：2020年7月26日 21時
