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「では、残り5枚の所有者達もこちらの美術館から説得してくれぬか？」
「わかりました…最前を尽くします」
「結構！」
これで交渉成立…ってか。
さすが、一流は先の先まで読んでるんですね…。()
それから解散となり、警察たちは2時間後の取引が行われるホテルへと向かうため部屋を出ていってしまった。
『…さて、』
私も帰って快斗に連絡でもしようかな…と、
あれこれ考えていると
「お主も先に行くのか？チャーリー」
という次郎吉おじさんの声が聞こえて顔を上げた。
部屋には私と新一、次郎吉おじさんとチャーリー警部…そして原田館長しか残っていないようだ。
「いえ…私は大切なものを取りに」
『…大切なもの？？』
…もしや。と思い、
チャーリー警部の言葉をオウム返しする。
「えぇ…キッド逮捕に欠かせないものです」
「わかった…じゃが、取引までには戻ってくれよ」
「ご安心ください。時間までに必ず…」
そう言うと颯爽と部屋を出ていったチャーリー警部。
…拳銃を取りに行ったのだろう…
絶対そうだ。(断言)
さっきも呟いてたし。
“拳銃さえあれば！” …なんて。
っていうか、
銃なんて所持してるだけでも犯罪なのに…
何はともあれ、
彼に対して銃を使用する事は私が許さない。
チャーリー警部が部屋を出ていくと、次に口を開いたのは原田館長だった。
「あのー、できればもう1つお願いしたい事が…」
「何じゃ？言うてみい」
「是非 “幻のひまわり展” に招待したい方がいるんです。」
館長直々に…招待したい人なんて。
そんなに特別な人なのだろうか？
「して、それは…？」
「当美術館が “ひまわり” を展示してから、毎日のように足を運んで下さるお婆さんなんですが…」
『え』
あの人の事だ。
あのお婆さんの名前は確か…ウメノさん。
だったかな？
思わず声を漏らしてしまった私に視線が集まるも、
「そのお婆さん、今日も来てたよね！」
…と、新一が代弁してくれた。
「よほど思い入れがあるのか…
他の絵には目もくれず、悲しげな眼差しで “ひまわり” だけをずっと見つめているんです」
今日、ウメノさんから “見つめているだけではいつかきっと後悔する” という話を聞いたものだから、私も “ひまわり” について深く考えてしまう。
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缶コーヒー(プロフ) - 美也さん» コメントありがとうございます！！！！ただいまです(´；ω；｀)更新頑張りますねっっっ！！！！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (7月13日 7時) (
レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
美也(プロフ) - この作品好きでずっと待ってました！続き書いてくれてありがとうございます！そしておかえりなさい！！これからも応援し続けます！ (7月13日 0時) (レス) id: 02b6e16ec6 (このIDを非表示/違反報告)
缶コーヒー(プロフ) - 皆様、コメントありがとうございます。長らくお待たせし申し訳ありませんでした。これより更新スタート致します( *´꒳`* ) (7月11日 21時) (レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
碧時雨(プロフ) - キッドに再熱してこちらの作品に巡り合いました。どの作品もとても素敵で一気見してしまい、二人がいつ思いを伝えるのかワクワクしてます。 更新が止まってるようなのですが、いつか更新される日を楽しみにしてます！ (2023年5月3日 21時) (レス) @page35 id: d6806218c2 (このIDを非表示/違反報告)
翔奈(プロフ) - こちらの作品が好きすぎて、もう何周もしてしまいました‼️もう更新される予定はないでょうか？🥲続きをとても楽しみにしています…！！ (2022年10月30日 21時) (レス) @page35 id: 43e26a5008 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：缶コーヒー | 作成日時：2020年7月26日 21時
