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カードを受け取った中森警部は
そこに書かれた内容を読み上げる。
「『先程頂いた “ひまわり” を
格安100億円でお譲りします…
2時間後、東都プラザホテル1412号室で
お会いしましょう…
お金は全て旧券でベッドの上にケースから出しといてね。無理なら取引しないよ♪
怪盗キッド』 …。
…2時間後に100億だと！？」
『ブッハ…！』
いや文章がふざけとるわ。
これは笑わずにはいられない。(震え)
「やはりキッドの狙いは、
初めから金だったって訳か…」
「うーむ…」
頭を悩ませる中森警部と次郎吉おじさん。
違うんだよね、それが。
…金目的なら今までにもそうしているだろう。
今更こんな取引なんてしないはず。
まるで人が変わったように…
ふと隣を見てみると、顎に手を添えていつもの真剣な表情で考え事をしている新一。
「…なぁ…」
すると突然、
ずっと口を閉ざしていた新一が話しかけてきた。
「なぜヤツはこんなにも変わってしまったのか…
なにか理由があるはずなんだが…」
『…あー…』
それが気になっていたのか。
確かに今回の “怪盗キッド” はやり口が荒い。
…と思う。
「もしくは偽物…か？」
『…偽物じゃないと思うよ
たぶん』
「たぶんかよ」
だから、私が断言したら怪しいでしょーが！
っていうか、快斗は2時間で100億なんて大金を用意して何をしようってんだ。
つか、100億なんていう大金は次郎吉おじさんくらいしか用意できな……
『……あ』
もしかしてこれ、次郎吉おじさんに大金を用意させて、原田館長と次郎吉おじさんの交渉が上手くいくように仕向けられてる…？
「当館では2時間で100億を用意する事など…！」
…と、原田館長。
やっぱりな。(ドヤ顔)
「そんな無茶な事ができる人物はこの日本で一人っきゃいねーだろうなぁー…」
中森警部のジト目が次郎吉おじさんへと向けられる。
…やっぱりな。(2回目)
「ふっ…よかろう
金は儂が用意しよう」
「本当ですか！？」
「ただし条件がある」
「…！？」
いや、すぐに “用意してやろう” なんて即答できる次郎吉おじさんに尊敬。
「無事 “ひまわり” を取り戻した暁には
ウチの展示会に貸し出して欲しい！」
「もちろんです…！本当に取り戻せるなら上層部も反対はしないでしょう」
…これが恐らく快斗の予想していた通りの展開かな？
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缶コーヒー(プロフ) - 美也さん» コメントありがとうございます！！！！ただいまです(´；ω；｀)更新頑張りますねっっっ！！！！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (7月13日 7時) (
レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
美也(プロフ) - この作品好きでずっと待ってました！続き書いてくれてありがとうございます！そしておかえりなさい！！これからも応援し続けます！ (7月13日 0時) (レス) id: 02b6e16ec6 (このIDを非表示/違反報告)
缶コーヒー(プロフ) - 皆様、コメントありがとうございます。長らくお待たせし申し訳ありませんでした。これより更新スタート致します( *´꒳`* ) (7月11日 21時) (レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
碧時雨(プロフ) - キッドに再熱してこちらの作品に巡り合いました。どの作品もとても素敵で一気見してしまい、二人がいつ思いを伝えるのかワクワクしてます。 更新が止まってるようなのですが、いつか更新される日を楽しみにしてます！ (2023年5月3日 21時) (レス) @page35 id: d6806218c2 (このIDを非表示/違反報告)
翔奈(プロフ) - こちらの作品が好きすぎて、もう何周もしてしまいました‼️もう更新される予定はないでょうか？🥲続きをとても楽しみにしています…！！ (2022年10月30日 21時) (レス) @page35 id: 43e26a5008 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：缶コーヒー | 作成日時：2020年7月26日 21時
