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「一度、預からせて頂く事は可能でしょうか！？我が社の工房ならすぐにでも正確な鑑定が可能です！」
『…！』
…なるほど。
なつみさんの目的が分かった。
ここで自分の工房に貸し出すように仕向けてる。
「わかりました。
偽物とすり替えられた可能性が高いとなれば、上層部からも許可を得られるでしょう…」
館長がそう言って頷いたその時。
館長の後ろに迫った影……警備員の姿のキッド。
「その必要はありませんよ、館長…」
キッドはそう言いながら、片手で館長の隣にいた付き人の肩をグイッと押した。
「どういう事だね！？キミ…！」
「お前！失礼だぞ…！」
案の定 声を荒らげた館長と付き添いの男性の目の前にすかさずキッドカードを突きつけたキッド。
「そ…それは…！」
「怪盗キッド！？」
「…ふ……」
不敵に笑うキッド様が神々しい……
…って違うそうじゃない。
なつみさんがキッドの先を読んだとしても、キッドはその更に先を読んでいるはず。
そう、この鑑定自体が彼のトラップ。
「その “ひまわり” は間違いなく本物です
私が保証します……よ！」
「うわっ…！？」
館長の胸ポケットにカードを差し込み、
再び館長の肩を強く押したキッド。
…そしてその瞬間、キッドが衣装を脱ぎ捨てて
いつもの真っ白な姿を現した。
すると中森警部が彼に近づいていく。
「キッド！貴様…！よくも騙した…」
＿＿カチャッ
『！』
トランプ銃。
パンパンッ！と連続でトランプを放つと
大きな音と共にモニター画面から煙が吹き出した。
「キャァッ…やめて！」
「東さん！宮台さん！大丈夫！？」
「あぁ…それよりひまわりを盗られた…！」
「キッドを捕まえて！！」
「何！？ひまわりが…！？」
『…う、ゲホッ…』
そんな会話を聴きながらも、ハンカチを口元に当て、すかさずしゃがみ込んだ私はそのまま1人で出口へと向かう。
…今朝たしか、“フォローよろしく” 的な事を言われてたけど、これもう私の出る幕無い気が…
なんて思いながらも、彼の背中を追う。
ボウン！！という私にとっては聞き慣れた煙幕の弾ける音が聞こえた。
それから誰かの駆けていく足音も…。
『…！居た…！』
煙が晴れて彼の姿も見えてきたけど…
さすが快斗だ。
走るの速すぎ！！
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缶コーヒー(プロフ) - 美也さん» コメントありがとうございます！！！！ただいまです(´；ω；｀)更新頑張りますねっっっ！！！！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (7月13日 7時) (
レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
美也(プロフ) - この作品好きでずっと待ってました！続き書いてくれてありがとうございます！そしておかえりなさい！！これからも応援し続けます！ (7月13日 0時) (レス) id: 02b6e16ec6 (このIDを非表示/違反報告)
缶コーヒー(プロフ) - 皆様、コメントありがとうございます。長らくお待たせし申し訳ありませんでした。これより更新スタート致します( *´꒳`* ) (7月11日 21時) (レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
碧時雨(プロフ) - キッドに再熱してこちらの作品に巡り合いました。どの作品もとても素敵で一気見してしまい、二人がいつ思いを伝えるのかワクワクしてます。 更新が止まってるようなのですが、いつか更新される日を楽しみにしてます！ (2023年5月3日 21時) (レス) @page35 id: d6806218c2 (このIDを非表示/違反報告)
翔奈(プロフ) - こちらの作品が好きすぎて、もう何周もしてしまいました‼️もう更新される予定はないでょうか？🥲続きをとても楽しみにしています…！！ (2022年10月30日 21時) (レス) @page35 id: 43e26a5008 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：缶コーヒー | 作成日時：2020年7月26日 21時
