349 ページ11
・
「つか、オメーも無茶してんじゃねーか」
『私の無茶は普通の無茶だけど、
快斗の無茶は死にそうな無茶だから!!』
「どんな無茶だよ!!」
そのまんまの意味だぜ。
「あと、A…宮台なつみさんの事は内密に」
『え、なんで?新一にこの事を相談して……あ』
なるほど。
この事を彼に相談するのは私が危険だ。
「オメーと俺が繋がってるって事がバレるのはまずい。それに、宮台なつみに気付かれるのも避けたい
さっきの爆発の事もあるしな」
どんな行動に出るか分からないってことね…
『…分かった。
何かあったら連絡してね…』
「おう…お前もな」
快斗に手を振り、急ぎ足で空港へと戻るのであった。
・
時間はあっという間に過ぎて行き、
辺りの景色はオレンジ色に染まっていた。
「空港で揃えられる道具はこれが精一杯です」
「構いませんよ…
とりあえず、キズなどがないか調べるだけですから」
「では始めましょう」
奥の方ではなつみさんと東幸二さんがひまわりにキズがないか確認中。
私は蘭や園子、
新一と共に端っこの方に突っ立っていた。
そして現在、彼女たちから質問責めを受けている。((
「で?キッド様は見つかった?」
『あー、いや…どこかのビルの陰に隠れたあとどこかに行ってしまって…見失っちゃった』
「新一はどうしたの?」
『新一も一緒、見失ってしまって…ごめんね蘭』
2人とも目がギラギラしてる。
怖い。
すると遠くから警部たちの会話の内容が聞こえてきて
思わずそちらに目を向けた。
「見てください!!やはり屋上の監視カメラにキッドが映っていました…!」
「1時間15分ほど前にちょうどこの上を通過したようですね…」
「この時点ではまだひまわりを持っているようだな」
キッドの事か。
ひまわりを持っているって事は、ビルの屋上にひまわりを隠しに行った時の事だろう
「だが、なぜキッドはあのビルにひまわりを置いていったんだ!?」
毛利のおじさんが呟いた。
ビルの屋上にひまわりを置いていったのはもちろん、ひまわりを守るため…
『なんて言えないのが悔しい…』
「何か言ったか?」
『あ、いや、何も!あはは』
新一からの視線が痛い。
誤魔化すように苦笑いを浮かべていると、そんな私をじっと見ていたチャーリー警部が次に口を開いた。
・
1888人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
缶コーヒー(プロフ) - 美也さん» コメントありがとうございます!!!!ただいまです(´;ω;`)更新頑張りますねっっっ!!!!(((o(*゚▽゚*)o))) (7月13日 7時) (レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
美也(プロフ) - この作品好きでずっと待ってました!続き書いてくれてありがとうございます!そしておかえりなさい!!これからも応援し続けます! (7月13日 0時) (レス) id: 02b6e16ec6 (このIDを非表示/違反報告)
缶コーヒー(プロフ) - 皆様、コメントありがとうございます。長らくお待たせし申し訳ありませんでした。これより更新スタート致します( *´꒳`* ) (7月11日 21時) (レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
碧時雨(プロフ) - キッドに再熱してこちらの作品に巡り合いました。どの作品もとても素敵で一気見してしまい、二人がいつ思いを伝えるのかワクワクしてます。 更新が止まってるようなのですが、いつか更新される日を楽しみにしてます! (2023年5月3日 21時) (レス) @page35 id: d6806218c2 (このIDを非表示/違反報告)
翔奈(プロフ) - こちらの作品が好きすぎて、もう何周もしてしまいました‼️もう更新される予定はないでょうか?🥲続きをとても楽しみにしています…!! (2022年10月30日 21時) (レス) @page35 id: 43e26a5008 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:缶コーヒー | 作成日時:2020年7月26日 21時