犯罪者なりの愛シカタ【うらたぬき】

大好き ページ5

side_you_


「イイネもっと俺を委ねて。」




ニヤリと色っぽく言うのは昨日逮捕した浦田渉。




ほんとなんなの。




そんなに期待させて何がしたいの。



なんで…こんな奴にどきどきすんのよ。



止まれ止まれ。



時、戻って…。



ペロリと舐められたトコは痛々しく傷だけ残ってて華はいつの間にか彼奴の中に。



だめよ。相手は殺人犯。



もっと言えば常習犯。



私はそう自分に念じかけたもののすぐに意識は薄くなっていきそこから先は夢の中。




____

『んんぁ？』




「あっ、やっと起きたな。Aちゃん♡」




『なんで…なんで私の名前知ってんのよ…。」





「そこの札見ればわかる。」



そう言い胸の裏返った札を見る。



裏返ってるって事は誰かが先に触ったって訳よね。



冷静に考えよう。



目の前にいるのは浦田渉だけ。



他の人は入ってこれないはず。




それを知っての行動。



『貴方まさかッ！』




「ふふ。わかっちゃったかぁ。やっぱり警察なだけあって推理力高いねぇ。」




『セクハラよ。』




「また捕まってずーっと一緒に居られるなら別にいいよ。」



どこまで貴方は馬鹿なの？




そんなとこも好き…かもしれないけど。


fin.

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