【忍たま】スノードロップ (ページ26)

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26話ページ26

少し食堂に人が少なくなってきた頃。

「Aさぁーん、今日町に行きません？」

鉢屋三郎率いる5年生がやってきた。

…そういえば八左ヱ門とは初対面だ！
5年生は比較的心を開いてくれてるからか、八左ヱ門も特に嫌な顔はされない。

そして。三郎が妙に馴れ馴れしい。

なにこれ、罠？

「今日は…っていうか、基本的に食堂と事務の仕事があるからそんな暇ないですよ」

とりあえず断ってみたものの、

三郎ふられちゃったねーって4人にからかわれてムキになった彼は簡単に引き下がらない。

「まあ…今日は初日だから避けたいかもしれませんけど。遊びたくなりません？」

なんと強引な

「仕事は飽きてもやらないといけないんですー、早くご飯食べないと授業おくれますよ？」

思わず強引に返すと

三郎以外の4人が笑いを堪えながら、当の本人は不服そうに、ご飯を受け取って空いている席に座りに行った。

「そろそろ終わりかしら。Aちゃんも朝ごはん食べて行ってね。」

「わー、ありがとうございます！」

おばちゃんから定食を受け取ってどこに座ろうかと視線を動かすと

「じゃあっ！せめてご飯一緒にたべません？」

ヤケになった三郎に誘われた。