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story.10 ページ10

You side



朝倉風斗は、「じゃ、僕仕事あるから。」とか言ってマンションから出て行ってしまった。
こうゆうのがアイドル...。芸能界って怖い、こんなに裏表が激しい世界だなんて。
と、心の中で考えていた。



絵「えっと、立ち話もあれだし、部屋で話さない?」

「いいの?じゃあ、お邪魔しようかな。」

侑「お、俺はいい!!ほら、女子会(?)ってのすればいいじゃねえか。
  俺は話そうと思えば、いつでも話せるわけだし。」

絵「そうだね。ちょっと散らかってるけど入っていいよ、Aちゃん。」

「ありがとう。...あ、じゃあまた明日?ね、朝日奈。」

侑「お、おう。じゃあな、早見。」



朝日奈の顔、可愛かったな。ちょっと顔が赤くなってて、嬉しい。
いつか、名前で呼んでくれないかな?「A」って。やばい、考えただけで照れそう。



絵「Aちゃん、お茶しかないんだけどいいかな?」

「うん、大丈夫だよ。気遣いありがとう。」



絵麻ちゃんに話し掛けられたことによって平常に戻った私は、部屋を見渡した。
女の子らしい部屋なんだけど、ゲーム機とか多いかな。
私、知らなかったな。絵麻ちゃんがゲーム好きだったなんて。
もしかしたら、これから関わっていけば、もっと知らないことってあるのかも。


それから私たちは沢山話した。時間の流れが早くって困っちゃうぐらい。
家に帰って気づいたことは、いつのまにか絵麻ちゃん呼びに慣れたってこと。

絵麻ちゃんとは、前より仲良くなれた気がする。一歩進展かな。

まぁ、欲を言えば朝日奈とも一歩進展したいな...なんて。あ、恋愛方面の意味でね。



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作者名:心芦心芦 | 作成日時:2017年12月17日 20時

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