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You side
私たちはエントランスホールまで戻り、ソファーに座った。
絵麻ちゃんと少し雑談をしていると、急に背後から男性２人の言い争う声が聞こえた。
絵｢棗さんと...昂さん？｣
絵麻ちゃんが誰にも聞こえないような声量で囁いた。
棗と昂？聞いたことがない名前だけど、黒髪の方の男性は1度だけ見たことがある。
多分、朝日奈に見せてもらった誕生日の時の写真に写っていた人だ。
それじゃあ、相手の方はその人の知り合いか兄弟かも。
２人はなんだか真剣に話している。けど、黒髪の方はなんだか嫌そうな顔をしている。
少し話を聞いていると、黒髪の方が｢いいから放っておいてくれ！｣そういうといきなりこちらに振り向いた。
？｢...おまえ...｣
絵｢あ、あの...すみません。｣
？｢ま、待ってくれ！｣
黒髪の方が絵麻ちゃんを引き止めた。
？｢ちょっと、待ってくれ。...話がある。｣
？｢おい、昂。｣
ここにいてはいけない雰囲気がしたので絵麻ちゃんに謝りをいれその場から去った。
多分だろうがあの２人は兄弟だと思う。
何故って？顔が整っていたから。ただそれだけの単純な理由だった。
でも、あの２人の雰囲気はやけに暗かったな。
侑｢えと、は、早見？｣
｢？あ、朝日奈。｣
朝日奈スーツ着てる。なんだか似合ってるよ。
私は脳内の中で興奮していた。だって、制服以外の朝日奈なかなか見れないし。
侑｢もうすぐ始まるってよ、披露宴。だから、そのー、い...一緒に行かねぇか。｣
｢うん。｣
朝日奈の顔は少し赤くなっていた。どうしてかは分からないけど。
私はつられないようにほてりを抑えるのに必死だった。
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続く (更新停止中)
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作者名：心芦心芦 | 作成日時：2017年12月17日 20時
