再び 48 ページ9
カナside
【木戸つぼみ】微かだが聞きえたその声に私は微笑んだ。
カナ「つぼみ…いい名前だね…
つぼみちゃんは迷子なの？」
私がそう言うと少し眉をひそめたつぼみちゃん
カナ「えーっと…名前で呼ばれるの嫌だった？」
もしかしたら名前で呼ばれるのが嫌いなのかもしれないと思った私。
それとも図々しい私が嫌だったのか…
つぼみちゃんは少し俯いた後顔を上げて小さな声でこう言った。
木「…別に……嫌じゃ、ない…」
その声は聞き逃してしまいそうになるほど小さかったが確かに私には聞こえた。
少し顔が赤いつぼみちゃんはとても可愛らしかった。
カナ「そっか…ありがとねつぼみちゃん」
私は余程嬉しかったのか思わずつぼみちゃんの頭を撫でてしまった。
流石に引かれたかな？と思ったけどつぼみちゃんは少し嬉しそうだったので安心した。
木「お姉ちゃんと同じ感じ…」
つぼみちゃんが呟いた声は私には届かなかった
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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それからしばらくして本題に入った私達
木「迷子じゃない…鹿野が迷子」
つぼみちゃんの口から出てきた【カノ】という名前。恐らくその子と一緒に来ていたのだろう
木「鹿野見つけたら…」
そう言って目をギラリとさせているつぼみちゃんは凄く怖い。
つぼみちゃんはどうやら心を開いてくれたみたいでさっきよりも感情が豊かになった気がする
そしてまだ目に見えない鹿野という子を気の毒に思った。
鹿「あ〜！やっと見つけた！」
ふと後ろから聞こえた声に振り向くとつぼみちゃんと同い年くらいの男の子がこちらに走ってきていた。
鹿「も〜何処行ってたの〜？」
木「鹿野遅い」
鹿「グヘッ！」
つぼみちゃんは男の子がこちらに着いたと同時にボディーブローをきめた。
…つぼみちゃん強い…
とりあえず友達に会えたみたいだから良かった
カナ「つぼみちゃん見つかって良かったね」
そう言ってつぼみちゃんの頭を撫でる…
あれ？何か違和感を感じる…何か…
木「うん…」
何か…
カナ「…え？」
ふと湧いて出た違和感の正体が分かった
カナ「透けてる…」
私が撫でたつぼみちゃんの頭の部分が薄らと透けてきていたのだ。
つぼみちゃんと目が合う
薄らと涙を浮かべた
その赤い瞳と＿＿＿＿＿＿＿＿
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いちご大福(プロフ) - スイさん» ありがとうございます！次の更新は3月5日くらいになってしまいますがこれからも応援よろしくお願いします！ (2017年1月20日 0時) (
レス) id: 0d94ff763d (このIDを非表示/違反報告)
スイ - 続き楽しみです!! 待ってますね!! これからも頑張って下さい!! (2017年1月19日 23時) (レス) id: 77c9f3f671 (このIDを非表示/違反報告)
いちご大福(プロフ) - Rinさん» いいですよ！大歓迎です！ (2017年1月2日 0時) (レス) id: 0d94ff763d (このIDを非表示/違反報告)
Rin(プロフ) - 高坂くん可哀想だけどうz(( ところで、夢主ちゃんとシンタロス←描きたいんですけどもいいですかね？ついでにここのコメントにURL貼りたいんですけども (2017年1月1日 22時) (レス) id: 0600741622 (このIDを非表示/違反報告)
レイミ - 私はシンタローとの絡みも入れて欲しいです。でもそこそこお話は進めて欲しいので、バランス願います。 つぼみちゃんかわいい！←本編関係ね〜wwとりあえず更新頑張ってください！！ (2016年12月22日 23時) (レス) id: 912cedea87 (このIDを非表示/違反報告)
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