検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:19,678 hit

126.影無の理由 ページ7

黒子side




黒「黄瀬くん、それは……」


ボクは、黄瀬くんの質問を止めようとしました。

というか、やっぱり気付いていないんですね。

分かっていたのならば、質問しなくてもわかるはずだ。

彼女が苦しんでいることを。

彼らキセキの世代は、彼女の事を愛している。

それは、ボクや桃井さんにも当てはまることだ。

それ故に、彼女が見えなくなる。

けれど、それさえも彼女は、Aさんは

受け入れてしまう。



貴「涼太くん、私は『逃げた』だけなんですよ。

結局、自分が1番可愛い。

人間ってそーゆーモンなんだと思ってました。

けど、それじゃあダメなんです。

だから、戻ってきました。日本へ。」



黄瀬くんは、なにか思うところがあったのか

スッキリした顔をしている。



黄「Aっちは、これからキセキの世代と

戦うんスね……。

確かに、勝つことは大事ッス。

でも、今日の試合負けてから、

なんか変われそうなんスよ。


ねぇ、Aっち。

また、バスケ一緒にしてくれる??」



Aさんは、目を見開くと微笑んだ。



貴「勿論です。

また、『皆で』バスケしましょう。」



今日の日を忘れることは無い。

彼女の笑った顔は、人を幸せにする。






黒「Aさんは、笑った顔がよく似合いますね。」


黄「そうっスね!!」




ずっと、この笑顔が見られるように。









ボクは彼女を守りますから。

127.忠告→←125.黒子の理由



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (39 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
134人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

瑠衣 - 面白かったですっ 応援してます!頑張ってください^^* (2020年8月21日 21時) (レス) id: e5ddbf80b1 (このIDを非表示/違反報告)
紫音 - part1から見させていただきました。夢主さんかっこいいです。更新楽しみに待ってます。 (2017年2月14日 0時) (レス) id: ba59e3d706 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:凛音 | 作成日時:2016年12月11日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。