【デュラララ】臨也に拾われたワケあり少女 (ページ19)

今日:13 hit、昨日:0 hit、合計:17,657 hit

#１６ページ19

.

セルティ『話してくれてありがとう、今日は時間も遅いし送って行くよ』

あ「いや、大丈夫です。電車で帰ります」

新羅「Aちゃん、池袋に住んでるんじゃないんだ？」

あ「はい」

セルティ『それなら余計に送って行くよ』

あ「でも…」

もしかしたら、臨也さんに鉢合わせてしまうかもしれない…

そう考えたら怖かった

静雄「遠慮しなくていい、コイツの親切だ、受け取ってやれ」

あ「…わかりました。お願いします」

僕は渋々、セルティさんに家まで送ってもらうことにした

-玄関-

あ「じゃあ…お世話になりました。手当てもしてもらって、ありがとうございました」

新羅「お礼なんていいよ♪あ、治療費は静雄にもらうから気にしないでね～」

静雄「んぁ"あ"?!何で俺なんだよ!!」

新羅「怪我をさせたのは静雄だろ、当然だよ」

静雄「それもそうだな…」

新羅「てことでよろしく♪Aちゃんは、良かったらまた遊びに来てね。キミのチカラの話をもっと聞かせてよ」

静雄「俺も、今回のことは悪く思ってる。だから今度、お詫びさせてくれ」

あ「お二人とも、ありがとうございます」

セルティ『じゃあ、そろそろ行こうか』

あ「はい。じゃあ、お邪魔しました」

.

.

セルティさんのバイク、シューターという名前らしい
そのシューターに乗ること20分あまり

着いたのはもちろん臨也さんのビル

ビルを見た途端、セルティさんが慌てた様にPDAに文字を打ち込んだ

セルティ『Aちゃんはここに住んでるのか？』

あ「はい」

セルティ『驚いた。ここには、私の知り合いも住んでいるんだ』

あ「知り合い…？(知り合いって、まさか…ね)」

少し嫌な予感がしていると、
すぐにその予感は的中した

臨也「あれ～？運び屋じゃないか。何々？俺に会いに来てくれたの～？」

セルティ『そんなわけあるか』

臨也「だよねぇ、見た所、Aちゃんを送ってきてくれたのかな？」

あ「ニヤニヤしないでくださいよ…」

セルティ『Aちゃん、臨也と知り合いなのか？！』

臨也「知り合いというより、保護者かな？笑」

セルティ『臨也が保護者？！』

セルティさんには、僕と臨也さんの関係を包み隠さず話した

.