【デュラララ】臨也に拾われたワケあり少女 (ページ17)

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#１４ページ17

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僕は今、すごく驚いている

セルティさんのヘルメットの中には、
頭が無かったのだ

あ「どういう、こと…」

新羅「彼女は人間じゃないんだよ、アイルランドの妖精、デュラハンなんだ」

あ「デュラハン…」

僕は嬉しかった

僕の他にも人間じゃない人がいる…

その事実が嬉しくて仕方なかった

僕が黙っていると、痺れを切らしたセルティさんは文字を打ち込み

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怖くないのか？

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と尋ねてきた

あ「驚いたけど、怖くないです」

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そうか、良かった

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新羅「さっ、学生組はもう遅いから帰ったほうが良いよ。あ、キミは残ってね」

あ「？はい」

岸谷さんに言われるまま、3人は帰っていった

3人を見送ると、岸谷さんが話し出した

新羅「唐突だけど、キミに聞きたいことがあるんだ」

あ「何ですか？」

新羅「まず、自分の名前は分かるかな？」

あ「式島Aです」

新羅「記憶に異常はないね。体はどこか痛むかい？」

あ「全体的に少し痛みが残ってます」

新羅「そうか。さっきも言ったけど、キミは静雄の投げた自販機が直撃したんだ。普通なら死んでもおかしくない。そこで僕は１つの仮説を立てたんだ」

あ「仮説…」

新羅「Aちゃん、キミは本当に人間かい？」

あ「…」

本当のことを言うべきか迷った

セルティさんという存在を認めているこの人たちなら、受け入れてくれるかもしれない

でも、怖かった

昔の様に拒否されたら…。

悩みに悩んで、僕は彼らにチカラのことを話してみることにした

あ「僕は、人間です。でも普通の人間ではありません…。身体の中に…妖狐が封じられているんです…」

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よよよ妖狐？？！！！

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静雄「…」

新羅「想像以上だね」

あ「(なんか、セルティさんが一番驚いてる気がする…)」

新羅「そのチカラって、普段は使わないの？」

あ「あんまり好きじゃないので…」

新羅「そうなんだ」

あ「平和島さんと岸谷さんは驚かないんですか…？」

静雄「別に驚かねぇよ、俺だってバケモンみたいなもんだしな…」

新羅「僕も、セルティがいるからもうほとんど驚かないよ」

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