【デュラララ】臨也に拾われたワケあり少女 (ページ14)

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その後も色々なことを教えてもらった

カラーギャングのこと、
ダラーズのことなど…

でも正直、僕の頭の中は臨也さんのことでいっぱいだった

よく考えてみたら、僕は臨也さんのことを何も知らない

知ってるのは情報屋ってことと、事務所の場所くらい

もしかしたら臨也さんはほんとはすごく悪い人なのかもしれない…

正臣「よしっ、そろそろ帰るか」

帝人「そうだね、時間も遅くなってきたし」

杏里「式島さんも、行きましょう」

あ「ぁ、うん」

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カラオケから出ると空は日が落ちて暗くなっていた

夜の池袋は昼間と雰囲気がだいぶ違う、といつも思う

煌びやかな…夜の街ってカンジがする

僕がそんな事を考えていると

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「オオォォォラァァァァァア"ア"ア"!!!!!!!」

ドォォオオンッッ!!!!

男の人の雄叫びと共に地響きのような音が響き渡った

あ「何…今の…」

杏里「またやってるみたいですね…」

正臣「いい機会だ、行ってみようぜ！」

帝人「え?!ま、正臣待ってよ…！」

3人は音がした方に走っていった

僕も後を追いかけるように走った

さっきの音…もしかして喧嘩人形さん…?!

会えるかもしれない…遂に…！！

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3人の背中を追い掛けて走った先に、標識を軽々と振り回す金髪にサングラス、バーテン服姿の男がいた

僕はすぐに分かった

あ「あれが…平和島静雄…」

正臣「そ、この池袋で最強の男だよ」

あ「あの人…何であんなに馬鹿力なの…？」

正臣「さぁ？俺たちも詳しくは知らない。ただ、見ての通りだから、絶対近づくなよな」

僕は空を見上げた

そして歓喜した

僕以外にもこの街には凄いチカラを持った人がいる

その事実だけが只々嬉しかった

僕は、この街に受け入れてもらえるかもしれない…！

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3人「「「式島さん/A/危ない！！！」」」

あ「ぇ…？」

それは突然だった

平和島静雄が投げたであろう自販機が僕目掛けて飛んで来たのだ

静雄「危ねぇ…！！！」

投げた本人までもが焦る中、僕は茫然と立ち尽くし

その自販機に直撃した

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