【デュラララ】臨也に拾われたワケあり少女

#１１ ページ13

カラオケに着くと、割と空いていてすぐに部屋に案内された


部屋に入るなり正臣くんが歌い出し、僕と帝人くんと杏里ちゃんはポカンとしていた





-30分後-



気が済んだのか、歌い終わった正臣くんが突然話し出した







正臣「そういえば、Aには言って無かったな」





あ「何を？」





正臣「池袋での要注意人物、と言うより敵に回さない方がいい人物だな」





あ「そんな人たちがいるの？」





正臣「まずはアレだな、露西亜寿司のサイモン。普通にしてたら取り敢えずは大丈夫だろ」





帝人「サイモンさんは大丈夫だよきっと」





正臣「あと、池袋の喧嘩人形、平和島静雄。正直言って、あの人は化け物だ」





あ「少し聞いたことある」





杏里「で、でも基本的には優しい人ですよ…」







帝人「そうだよ、化け物なんて言い方ダメだよ」






正臣「分かってるよ。だから、喧嘩さえ売らなければ大丈夫。あともう1人は池袋に住んでるワケじゃねぇんだけど…」






帝人「…」





杏里「…」





突然3人は黙ってしまった





あ「えっ、何で黙るの？」






正臣「俺ら全員、ソイツのこと良くは思ってないからさ」





どんな人なんだろう…

そんなことを思っていた僕は、次の言葉に衝撃を受けた






正臣「あと1人は、新宿を拠点にしてる情報屋、折原臨也」







臨也さんが…？


僕を拾ってくれた恩人が…3人をこんな悲しそうな、悔しそうな顔をさせているの…？







正臣「臨也には関わるな、いいな？」







あ「う、うん…」









なんとなく返事をしてしまったけど…
僕と臨也さんの関係を話したら、きっと嫌われてしまうんだろうな…







帝人「あ、あともう1人いるんじゃない？」






正臣「あともう1人…？あぁ、まぁ、アレは都市伝説みたいなもんだけど、池袋にはライトも点けないでエンジン音もしない黒バイクがいるって噂があるんだ。しかもその黒バイクには、首がないって噂もある」






あ「首無し…」







なんだろう、池袋の要注意人物たちの話を聞いていたら、自分のチカラも異様ではない様な錯覚に陥りそうになる








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