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31話 ページ32

「ここですぜ」

『わー……あ?』



到着したと言われたので、店の外観の全体をさらっと上から下まで見ました。

建物自体にはそこまで変なところはありませんが、ピンク色の提灯に「ど助平倶楽部」と書かれたネオンライト光る大きい看板。

……ええと、これはまさか?



『すみません、まさかとは思いますが』

「お察しの通り、ソープでさァ」

『あの、私旦那ともした事ないんですけど』

「あり、既婚者なんですかィ? そいつぁ失礼しやした」

『って、そこじゃなくてですね?』



元々そんなふしだらなお店で働く気も毛頭ありませんよ。確かにこういった夜のお店は、一晩でも稼げるイメージはありますけど。

そこまで気持ちが割り切れていないのと、桂さん達と生活リズムが逆転するのはよろしくないかな……と。なので、基本的に日中の仕事が良いのです。



『申し訳ありませんが……こういう如何わしいのではなく、普通の昼間のバイトはありませんか?』

「普通っつってもねィ、具体的にどんな事やりてーんでさぁ」

『えーっと……レジ打ちとかでも良いんですが、家事代行サービスみたいなのが第一候補ですかね』



果たして家事代行サービスの時給が1000円以上なのかは存じませんが、家事なら人並みにできると思ったのです。

それと、月々の出勤日数があまり多すぎない方が良いですね。桂さん達との活動を最優先にしたいですし……それを考えたら、日給制の方が良いのかしら。



「家事代行……あぁ、良いところありましたぜ」

『…………本当ですか?』

「そんな疑う目ェせんで下せェ、今度こそちゃんとしたとこなんで」



そんなに信用出来やせんか、と少し呆れた顔をされました。

当然でしょう、バイト紹介してほしいと言って一番にソープに連れて行く方のどこを信用しろと……。他の女性に言ってたら今頃ビンタの一発くらい貰っていてもおかしくありませんよ。

沖田さんの言葉を今度こそ信じ、後ろをついていきました。

32話→←30話―バイト探し―



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設定タグ:銀魂 , 桂小太郎 , 逆ハー   
作品ジャンル:アニメ
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復活のU(うp主)(プロフ) - これ桂さんオチの夢小説だけど、他キャラとの裏短編集とか作りたいとかぼちぼち思ってます。決して上手くはないんだけど、助平だから裏要素満点なの書きたくなっちゃう。 (2017年8月31日 23時) (レス) id: c4fae3913d (このIDを非表示/違反報告)
復活のU(うp主)(プロフ) - セルフツッコミしてしまいますが、春雨初登場時ってエリザベスいなかった気がする……ご都合主義という事で、多少の原作との食い違いなどはスルーして下さると嬉しいです(汗)これからもよろしくお願い致します。 (2017年8月28日 14時) (レス) id: c4fae3913d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うp主@
作成日時:2017年8月19日 23時

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