25話 ページ26
『かつ……じゃなくて、キャプテン・カツーラさん、銀さん! ここからどうしますか!?』
さらっと門番さんには少しの間眠ってもらい、船内へと入る事が出来ました。しかし隠れる気など毛頭ないので、堂々と倉庫を走り抜けます。
勿論、見回りしていた天人達にバレる訳で……船内はてんやわんやです。襲い来る天人をなぎ倒しながら進むお二人。その力強さに、尊敬の念が尽きません。
「銀時は新八君達の所に行け! 甲板の方だ! 俺達はまずこの倉庫を爆破する!」
「りょーかいっと、くれぐれも怪我すんじゃねーぞ! Aちゃん!」
『は、はい! 銀さんもどうか、あまり無茶なさらなぬよう!』
「少しは俺の事も心配しろ銀時ィィィィ!!」
銀さん、桂さんと私で二手に別れる事に。結構な傷を負っているというのに、バンバン敵をなぎ倒しておられます。
私達は倉庫の爆破ですが……火薬でも撒くのでしょうか? 手榴弾なんて持っている素振りなんて、なかったような。
「A殿! これを使え!」
『あっ、はい……! こ、これは?』
「特製の時限爆弾だ! その赤いボタンを押してから放れ!」
放り投げられた、手のひらより少し大きいサイズの二つの鉄玉。ディスプレイと赤いボタンのみある至ってシンプルなデザインですが、お手製の爆弾なのだそうで。
機械にも長けているとは……攘夷志士の方々って多方面に器用なのでしょうか。私にもそのうち作れるようになるのかしら?
後ろを見ると、春雨の組員数人が追ってきています。では早速、この時限爆弾の威力とやらを試してみましょうか。
彼に言われた通り、赤いボタンを押すと、タイマーが表示されました。残り30秒。それを後ろに放り、爆発に巻き込まれないよう全力で走りました。
――ドガァァァァンッ!!
『……て、手作りでここまでの威力が』
「さぁ、この調子でこの船の倉庫を破壊し尽くすぞ!」
『はい!』
天人諸共倉庫は大破し、木箱の中に入っていた粉薬はあっという間にメラメラと燃えていきます。もしかしたら、更に粉塵爆発も起こるかもしれませんね。
天人達が嘆いて激情するのも構わず、あらゆる方向に爆弾を投げ、次々と爆発させていきました。
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復活のU(うp主)(プロフ) - これ桂さんオチの夢小説だけど、他キャラとの裏短編集とか作りたいとかぼちぼち思ってます。決して上手くはないんだけど、助平だから裏要素満点なの書きたくなっちゃう。 (2017年8月31日 23時) (レス) id: c4fae3913d (このIDを非表示/違反報告)
復活のU(うp主)(プロフ) - セルフツッコミしてしまいますが、春雨初登場時ってエリザベスいなかった気がする……ご都合主義という事で、多少の原作との食い違いなどはスルーして下さると嬉しいです(汗)これからもよろしくお願い致します。 (2017年8月28日 14時) (レス) id: c4fae3913d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うp主@
作成日時:2017年8月19日 23時