【黒子のバスケ】宮地家のお姫様2

51話 ページ8

今日は土曜日。私は現在リコ先輩のお父さんが経営するスポーツジムにいます…水着で！
決して遊びじゃないよ？
誠凛バスケ部名物「プール練」だ

水中で行うフットワーク。これがかなりキツイらしくて、さっそくテツヤ君が水中で寝ている

「はい。一分休憩ー」

リコ先輩の合図に「あーキッツイマジ」と先輩達から悲鳴が上がっていた

ちなみに今日大我君は秀徳戦で痛めた足の療養のため休みだ。本人はかなり不服そうだったが

練習のメニュー表を確認していると、横で聞き覚えのない女性の声が聞こえた

「面白い練習してますねー」

「⁉」

声のした方を見ると背中まであるピンク色の髪が特徴的な美女が日向先輩を覗いていた

「…桃井さん」

テツヤ君がキョトンとした顔でおそらく彼女の名前を呼んだ。どうやら知り合いみたい

「えっ…どちら様？」

リコ先輩の問いかけになんというか、顔良し、スタイル良し、胸も大きい羨ましすぎる桃井さんは
見惚れてしまうようなキレイな微笑みで

「テツ君の彼女です♡決勝リーグまで待てなくて来ちゃいました」

テツ君→黒子テツヤ君

「ええええ」

館内がみんなの驚きの声で響いた

でもテツヤ君曰く中学時代のマネージャーだった人みたいだ

それから、テツヤ君に抱きついた桃井さんはテツヤ君との思い出を話し出したり、チラチラ桃井さんを見る、日向先輩をリコ先輩が殴り飛ばしたりカオス状態だ。しかも聞いてくれ！私一言も喋れてないからw

しかし桃井さんはただのマネージャーでは無いようだ

「知ってますよー。誠凛バスケ部主将でクラッチシューター日向さん」

「イーグルアイを持つPG伊月さん」

「無口な仕事人でフックシューター水戸部さん」

「小金井さんと土田さん」

「ギリギリBのカントク、リコさん」

そこでリコ先輩が「ふざけんなぁ！！なんで知ってるの⁉」と横槍を入れていた

「そ、れ、か、ら」

桃井さんは私も見てニッコリ笑った。何だ？

「秀徳バスケ部の宮地さんの妹で可愛いで評判のマネージャーAちゃん！あっちなみにAちゃんはでぃ…『やめーい！！！』」

桃井さんが私の胸の大きさを暴露する所をなんとか食い気味に声を発し阻止…
でも、リコ先輩が私を睨みながら裏切り者、アンタは味方だと思ったのにと言う←理不尽な！

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