【黒子のバスケ】宮地家のお姫様2

89話 ページ46

久しぶりに今日の部活は午前中で終了した

『そのまま帰るのも勿体無いなぁ〜』

最近なかなか買い物にも行けてないのでせっかくだから出掛けようと、私は今駅前のデパートに来ている

ふらふらとショップを周り気に入った服を数着購入！

『良い買い物したなぁ〜』

ホクホク顔でエスカレーターに乗り下に降っていると…

『えっ⁉』

「むっ！」

「あっ！！」

なんと登りのエスカレーターに乗っている真ちゃんと和君と遭遇したのだ

私は慌てて再びエスカレーターに乗り、元の階に戻った

「やっほーAちゃん！こないだぶり〜」

「こんな所で会うとは思わなかったのだよ」

『いやいや真ちゃん、それはこっちのセリフだよ』

だってここ、ガッツリ女性向けの所だよ…？

私がちょっと引いた感じな顔をしたためか慌てた和君が「真ちゃんのラッキーアイテム探しに来ただけだから！！！」と私に向かって勢いよく弁明した

なるほど…お疲れ様です和君

「明日の蟹座のラッキーアイテムが白いレースがあしらわれたシュシュなのだよ。あいにく白いレースの物が家に無かったので探しに来たのだ」

真ちゃんが…白いレースのシュシュだと⁉

『ぶっ！』

「ブフォ！！」

白いレースのシュシュを身に付けた真ちゃんを想像してしまい、笑いが我慢できず吹き出してしまった

和君が吹いた理由もまー私と一緒だろう

真ちゃんはそんな私達に「笑うな！！」と怒鳴ってくるが無理な話だ！

「お前らなんなのだよ」

『ごめん、ごめん！お詫びに私もラッキーアイテム一緒に探すから』

一頻り笑った後、不機嫌になってしまった真ちゃんにそう申し出ると2人から逆にお願いされてしまった

やっぱり女の子の店とか入りにくいよねー

雑貨屋に入り3人で見て周ってると

『あった…』

お目当のシュシュを発見した

『代わりに買ってくるね！』

「お願いしまーす！あっあと真ちゃんと俺、違うラッキーアイテムも見たいからちょっと別の店行ってるね！Aちゃんはあそこのベンチで待ってて」

ノンブレスでそう言うと和君が真ちゃんを引っ張り他の店に行ってしまった

何だったんだろう

シュシュも買い、言われた通りベンチで2人を待っていると

「君、誠凛の子ー？可愛いね。なーにやってるの？暇なら俺達と遊ばない？」

知らない男性3人組に絡まれてしまった

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