マネージャー? ページ1
.
たくさんのフラッシュが焚かれる中、飛び交う質問
「ーーーさんとはどこまで?」「事務所は認めているんですか?」「ファンの方に申し訳ないとーー」
知らない
分からない
身に覚えがない
悪質なファンが仕込んだ事だと、事務所は言ったが火消し対応に申し訳なさと、パパラッチに寄るストーカー被害で心身共に疲弊した私が出した答えは、無期限休養という名の引退だった
今でも人混みやフラッシュが苦手で、一時は不眠症、対人恐怖症を患い、見かねた事務所が私を再び拾い、事務職員として再雇用してくれたのだ
「はぁ?!本気で言ってんの!?それ!」
「泉くん怖い」
「煩い あーーーもう!勿体ない!っじゃなくて!
ちゃんと克服して、俺が好きなA Aで居てよ!」
「やだ 芸能界 怖い」
「ダメ!
あ、良い事思いついちゃった」
「良くない」
「まだ何も言ってないでしょ」
「泉くんの顔見たら何か良くないことってわかるよ」
「はぁ?普段わかってないくせに?」
「ふ、普段とは」
「ま、いーからいーから」
そんなやりとりをして1週間
「人事異動…せ、瀬名泉のマネージャー…??私が?!
すみません部長、一度私の顔面をシュレッダーしてもらって良いですか」
「ちょっと限度がぶっ飛んだ目の覚まし方だな
平手打ちじゃだめ?」
「ほら、パワハラセクハラになっちゃいますから」
「えーと瀬名くん呼んでやってもらって」
「待ってください彼ならやりかねん」
すこーん!!と勢いよく何かをファイリングされた厚めのファイルが、私の頭頂部に直撃し、一瞬くらりと視界が揺れた
「やらないから!
ほんっと俺をなんだと思ってんの?!」
「部長…私辞表出します!パワハラの塊マンのサポートなんて!!あたっ!!」
「もう決まった事にぐだぐだ文句言ってないで、早速現場着いてきて、早く」
「逝ってらっしゃいAちゃん」
「切り捨て御免ですか呪ってやる」
へらへらと笑いながら手を振った部長に中指を立て、泉に引き摺られながらエレベーターへと乗った
「このファイルに、俺の今月の予定入ってるから
目、通しておいて」
「ふむふむって今日はレッスンだけ?」
「そうだけど、Aにも付き合ってもらうから」
「…まさかレッスンを?」
「うん、今度のMVでダンスを取り入れなきゃいけなくて
得意でしょ?」
「おっとエレベーター内は電波がー、んー?今なんと?」
「耳引きちぎるよ」
「頑張ります」
91人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みんじろう(プロフ) - 遥斗さん» 遥斗さん!ご指摘ありがとうございました!全く気づいてませんでした💦すぐ訂正させていただきました!感想もとても嬉しいです(^^) (2022年10月13日 3時) (レス) id: acc7c19a08 (このIDを非表示/違反報告)
遥斗(プロフ) - 面白かったですが、変換二つとも機能してないですよ〜! (2022年10月13日 1時) (レス) id: 2872b3e107 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みんじろう | 作成日時:2022年5月30日 1時