【戦国BASARA】光に咲きし白椿 (ページ8)

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本多忠勝said＋設定ページ8

俺の髪のように真っ赤な夕焼けが見えたその日

俺は、唯一のお方に出会った。

俺は、本多忠勝。

自分で言うのもなんだが、槍では誰にも負けないと自負している。

そんな俺に依頼主が一つの依頼を持ってきた。

【私の息子に仕えよ】

……なるほど、異端児の世話は異端児にってか……。

松平の若君である竹千代様の話は何度か耳にしたことがある。

自分と似た境遇である竹千代様に同情に似た感情を抱いていた。

そう……俺もこの赤茶色の髪が原因で酷い目にあってきた。

母親と父親から化け物として扱われてさ。

そんな俺の心の救いが武術だった。

異端児は異端児に……そんな見え透いた考えに吐き気がした。

数日後………

そして、竹千代様に仕える日がやってきた。

はじめは、ただ端整な顔立ちをした子供だと思った。

『……僕に付けられたのは、その髪の色が原因か？』

俺の体は反応していた。

思わず見た竹千代様の顔は、決して幼子……二歳が出来るものではない。

確証があり、呆れてものも言えぬとでも言うかのような表情だった。

『僕の眼をみよ。この眼瞳を見てどう思う？』

竹千代様は、髪をかきあげ瞳を見開いた。

「綺麗……だと思います」

宝石のような美しさを放つ瞳に目を奪われた。

その言葉に竹千代様は微笑みながら

『そうか、僕も其方の髪を綺麗だと思うぞ！
まるで夕焼けのようではないか！』

はじめてだった……褒められたのも、自分を肯定してもらえたのも。

気付けば、俺は泣いていた。そんな俺を竹千代様は抱きしめてくれた。

真っ赤な夕焼けが俺は好きになった。

竹千代様が綺麗と言ってくれたから。

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本多忠勝CV(遊佐浩二)
〈容姿〉キリリっとした眉。切れ長な目で赤い瞳。赤茶色の髪。
男前な顔立ち(薄桜鬼の原田左之助イメージ)

〈性格〉兄貴肌で男前。A史上主義。

一人称：俺

属性：炎