君を振り向かせるのは２【HQ】

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辺りがもう暗くなる頃、一日目の合宿は終わりを告げた


今日の烏野はいつもの烏野と少し違くて、息が合っていないのか変なミスばかりしてペナルティばかりだった気がした



『西谷』
「おー、どうした」



最後のペナルティから体育館に戻ってきた西谷を捕まえて



『なんか、あった？』



今日は変なところに飛ぶし、いつもよりボールを拾ってなかった気がしたから……



「は？なんかって？」



なのに間抜け面を返されて、何を考えているかわからない



『いや、だから今日なんか調子よくなかったでしょ？』
「いや別に」
『は？いや調子悪かったでしょ？変だったもんミス多かったし。だから何かあったのかと思って声掛けたんだけど』
「あー……」



するとそう言った西谷にやっぱりって思ったけど、その顔はすぐにニヤリと笑って



「まぁ見てろよ。そのうちスゲーのやるから俺」



何故か自信満々にそう言われた



『何それ』
「今その特訓中なんだよ」
『へぇ？じゃあ私の心配はいらなかったってこと？』
「おう。心配とからしくねーことしてんなよ。な！」
『うわーなんかムカつくー』



そう言って、笑った西谷にただの心配損だったとため息をつけば



『あ！潔子さんだ！じゃあね！』



突然視界に入ってきた潔子さんを追った




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