My Days in Hospital [Storm] 6 (ページ11)

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お部屋に戻ってきた後もずーっと相葉ちゃんが抱っこしてくれてゆらゆらーってしてくれた。

それがすごく気持ちよくて、何回もあくびが出ちゃう…

ふわぁぁ…

「ひゃひゃ、Aお眠さんなのー？」

可愛い～って相葉ちゃんになでなでされてるけど、可愛い、のかな？
よくわかんないや

だけど相葉ちゃんの腕の中すごく安心するなぁ……

…………zzz

「～？A～？起ーきて？」

ふぇ……？
気が付いたら眠っちゃってたみたい。

誰かにぽんぽんって軽くお膝を叩かれた。
誰だろうって、今度はちゃんと目見えてるかなってごしごしってしてみる。

……やっぱりまだ見えない…

どこにいるのってきょろきょろってした。

「Aー、こーこ。」

ふわってした感じに多分翔先生の両手がほっぺたを触った。
そーっと翔先生のお手手に触ってみた。

「そ、せーかい笑…あと30分くらいで検査なんだけど、その前に少しお薬だけ頑張ろうなー。」

え、お薬…？
どうしてお薬使うの…？お薬使わなきゃいけないくらい怖い検査なの？

お薬って、注射？

やだやだ……！！怖い…！！
やだやだって首を振る。

「A、1回落ち着こう。そんなに怖がらなくていいから。大丈夫大丈夫、ちゃんとAの気持ちわかってるから、な？」

すーっと入ってくる翔先生のお声。

相葉ちゃんがよしよしってお背中とんとんってしてくれた。

「今からどうして薬使うか話すからちゃんと聞いてて？」

ちょっと怖いけどお話は聞かなきゃいけないと思ってうんって頷いた。

「これからAが受ける検査はMRIっていう検査なんだけど、すごく音がうるさいんだ。大人の俺でも吃驚するくらい。Aはほぼ初めてみたいなもんだから、大きすぎる音に吃驚したり怖くなったりすると思うんだ。今からAに飲んでもらおうかなって思ってるお薬は注射じゃなくて飲むお薬で、怖いのを少なくしてくれるの。飲んだあと少ししたら目がぼーっとして眠くなっちゃうかもしれないけど薬の効果だから心配しなくていいから。」

お薬が注射じゃないのはよかったけど、
…翔先生でも怖かったり吃驚しちゃうくらいの検査、私、受けられるのかなぁ……

少し考えちゃう。

「検査自体は30分くらいで終わるし、痛いこともないから安心していいよ。」

だから今は薬だけ頑張れる？っていう翔先生の言葉に小さく頷いた。

いい子って頭撫で撫でしてくれる

すごく気持ちよくて。

翔先生のお手手、すごーく安心するなぁ……。