【歌い手】あ か ず き ん【人狼】

ふつかめ ページ9

07：00
村の中央広場。



そらる
「今日のところは誰も殺されずに済んだね」

坂田
「ひぇ〜びびったぁ…ほんと、俺ら四人でいるとき、他の四人の誰かが殺されてないか心配で…もう心臓疲れた」

まふまふ
「でもどうします？誰も殺されてないってことは、何の手掛かりもないんですよ？」

天月
「殺されてないのは喜ばしいことだけどね…やっぱりそうなるか」

luz
「また手こまねいてるだけっていうのも嫌やな…」

センラ
「人狼は用心深いんやろなー…きっと、昨日の会話から自分が疑われる可能性があるから、今日殺すのはやめたってことやろ」

志麻
「厄介やなぁそんなん……」

そらる
「ほんと、そうだよね。人狼が殺人未遂してくれれば一番楽。未遂だからターゲットは結局生きてて、でも証拠は残る。誰も殺されずに人狼を突き止められるよね」

まふまふ
「そんな間抜けなことするようなのが人狼っていうのは…可能性として、低いと思いますけど…」

坂田
「んああもう！めんどい！人狼出てこいや馬鹿ぁ！」

天月
「それで人狼怒らせて殺されるかも」

坂田
「え、やだごめんなさい！」

志麻
「ふっはは！おもしろ！」

そらる
「……うらたくん、どうしたの？顔色悪いけど…」

うらたぬき
「………」

そらる
「うらたくん？」

うらたぬき
「へっ！？あ、はい、どうしました？」

そらる
「俺が聞いてる。ぼーっとしてるし顔色悪いし…有毒生物にでも咬まれた？」

うらたぬき
「い、いや…大丈夫、」

センラ
「…本当に？何かあったなら言ってや」

坂田
「なになに？どしたん？」

うらたぬき
「っ！だ、大丈夫だっ…！」

志麻
「……うらたさん、絶対何かあった。なんで坂田をあからさまに避けたん」

うらたぬき
「……」

そらる
「…うらたくん、言って。どんな些細なことでも良いから」

天月
「人狼を突き止める手掛かりが0の今、うらたさんの発言で大きく変わるかもしてないから、ね？」

うらたぬき
「……わかった。でも、鵜呑みにしないでくれよ？はっきりとした情報じゃない……」

luz
「うん、言って」





　





うらたぬき
「…お前、人狼？」





　





坂田
「…え、おれ…？」

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