私の努力は報われました。 (ページ3)

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第28話ページ3

金曜日、フライトだ。
私はプリンプ空港へ行き、最後になるかもしれないお別れをする。

私を見送ろうと、シェゾとアルル、アミティ、リデル、シグ、クルークが来た。

リルーナ「泣かなくたっていいって。アルル。最後じゃないんだから…。」

アルル「でも、もしも病気を治せなかったらリルーナは死んじゃうんでしょ？
ボクそんなの、いやだよ…。」

リルーナ「だ、だいじょぶだって。私、生きて帰ってくるって約束したでしょ？」

アルルは泣きながら私に抱きつく。私はアルルを安心させ、離す。

アルル「約束だよ？また、帰ってきてね？」

リルーナ「うん、わかってるよ。」

アミティとリデルはレニーさんに本当に治るんですかと問い詰めている。

リルーナ「じゃあ、もう行かなきゃ。」

シェゾ「待て。」

シェゾは私の腕をつかむ。
シェゾは真剣そうな顔をして私を見つめる。

シェゾ「絶対、帰ってこいよ。」

わかってたながらも、私は涙を流しそうになる。
約束したはずなのに。

でも、怖いんだ。
また、会えなくなるかもって思うと。

でも、そんな姿は見せられない。

私は笑顔でシェゾに言った。

リルーナ「だいじょぶだよ。帰ってくるから。絶対に。」

私はそう言ってレニーさんとバミールという人間界でいう飛行機のようなものに乗る。

その時、レニーさんはこう言った。

レニー「いい友達を持って良かったわね。」

リルーナ「はい。」

レニー「戦いは長くなるわ。それまで、ゆっくり休んどきなさい。」

リルーナ「わかりました…。」

私は行く。想い人と離れ…。