ﾀﾋにかけて、飛ばされた先でモブは今度はサンズさん達に振り回され翻弄される。<9>【 Undertale】

427:それが兄弟 ページ27

NO side





エッジ「ふん、貴様は何も知らないな！
発売日に本を買う事の本当の意味を！」ｸﾞﾜｯ



マスタード「あ?
そんなの、早く読みてぇ以外にあんのかよ？」



エッジ「やはり貴様は愚兄だな、
最新号を発売日に手に入れたら、
その日は我慢するものだろう。」



マスタード「...おう、
大分変化球飛ばしてくんな、
別に我慢する必要ねぇし、
何なら発売日に買う意味ないだろそれ。」呆


エッジ「馬鹿も休み休み言え、
せっかく発売日当日に手にいれた本だぞ?
通ならその日は手にいれた余韻に浸るものだ。」



マスタード「ダメだ、
余程ショックだったんだろうが
会話のキャッチボールが出来ねぇ、
内容が全部変化球か豪速球じゃねぇか!!

つうか、俺もう突っ込み過ぎて疲れてきた」ｹﾞﾝﾅﾘ



エッジ「フム、
まあ貴様に言われなくても本は買ってくるがな。」


マスタード「...今までの会話を
綺麗にリセットしにかかってきてるな...
だがもう俺は突っ込まないぜ！

何故なら俺はお前の兄貴で、


何となく、こうなる気は薄々してたからな!!」



エッジ「フム...それで、
我輩達兄弟の会話を盗み聞きする
趣味の悪い輩はどこの誰だ?」ｷﾞﾛｯ



＊＊＊「...ウフフ、あらあらごめんなさいね？
隊長様がご乱心のようだったから、
どうしたのかと思ったのよ？」ﾆｺｯ



兄弟の漫才を木の影から覗いていたモンスターは、
エッジの声かけに動じる事もなく、
何処か楽しそうに笑いながら出てきた。



マスタード「...なんだマフェットかよ、
お前こんな所で何してんだ?」



黒いレースのワンピースをヒラヒラと
はためかせ、これまた黒いレースで作られた
日傘を軽く回しながら、
顎に手を添えて思案気に答えた。



マフェット「新しいスイーツを考えていたのだけれど、煮詰まってしまったの。
そしたら私の子供達が
ついさっきニンゲンの子供を
グリルビーズで見かけたって言うものだから
気分転換に散歩をしながら見に来たの、
残念ながら会えなかったけれど。でも
散歩に来たおかげで楽しい漫才が見られたわ！」
ﾆｺｯ



マスタード「見せもんじゃねぇぞ蜘蛛女。」ムッ



エッジ「....ニンゲンの子供だと...？」ｷﾞﾛｯ



マスタード「......あーーーーーーー
俺用事を思い出したから行かねぇt..」


ーーーーガシッーーーー



エッジ「兄弟、是非我々もグリルビーズに見に行こうではないか。ん？」圧



マスタード「...あ、はい」白

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