ﾀﾋにかけて、飛ばされた先でモブは今度はサンズさん達に振り回され翻弄される。<9>【 Undertale】

402:白いオバケ ページ2

A side






マスタードが慌てて着替えているのを横目に、
私はエッジに言われた通り一階に降りた。


するとそこに、
エッジが何やら白い布を掴んで立っている。



『...エッジさん、それは何ですか？』



エッジ「フム、Aはニンゲンだろう、
外に出るのなら姿を隠す必要があると思ってな。」ｽｯ



そう言ってエッジが差し出した布を受け取り、
広げてみた。




.....




......これはーー....





『.....オバケですか....?』






エッジ「ふん！中々に良い出来だろう、
我輩が昨日顔を書いておいてやったぞ。」ﾆﾔｯ




.....うん、凄い！


顔が福笑いみたいだけど、
見ようによってはキモカワイイ!!


『わざわざ作って下さったんですね、
嬉しいです!』ﾆｺｯ



エッジ「ここで生活するのであれば必要だと判断したまでだ。
さあ浴室で着替えて来い、
早くせねば朝食が遅れるぞ。」



私はエッジの言うとおり浴室で着替えてから急ぎ足でリビングへと向かった。
エッジの機嫌を損ねたくはないからね。


『着替えて来ました。』



エッジ「ウム、ではじっとしていろ。」バサッ


エッジは私の真上に先程の白い布を被せる。

....あ、これ手が出る訳じゃないんだね。


本当にスッポリと被るだけのようだ。



『...モンスターに見えますか...?』



エッジ「おお、我ながら上出来だ。
これなら安心して外に出られるぞ！」




.....本当に...??



......まぁせっかく作ってくれたんだ、
文句を言うのは違うだろう。

私はそのままの格好で玄関へと向かった。


玄関を出ると、すでにカーンッカーンッと
小気味のいい音が響いている。



私は家の裏に回った。




『...マスタードさん、何かお手伝いします。』



見ると、マスタードは片手で器用に丸い木材をクルクルとしながら切り株に落とすと、
そのまま手に持っている鉈で縦に切っていた。


私が声をかけると、
うざったそうに声を上げた彼は此方を見て
カチリと固まる。


マスタード「ぁあ"？......


.......お前何だよその格好」




『....モンスターに見えますか？』ﾌﾘﾌﾘ




マスタード「.....ブッ!!
ギャハハハハハハハッ!!!
ﾊｱｯﾊｱｯ、お前馬鹿じゃねぇのか!

そんなモンスターいるわけねぇだろ！」爆笑



....おやおや



『せっかくエッジさんが作ってくれたのに...』



マスタード「よくみたらいい出来じゃねぇか、
まさしくモンスターだな、完璧だぜ！」ﾋﾞｼｯ





『....おい』

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