ﾀﾋにかけて、飛ばされた先でモブは今度はサンズさん達に振り回され翻弄される。<9>【 Undertale】

401:朝から大騒ぎ ページ1

A side





ーーーーーチュンッーーーーチュンッーーー




『......ん.....』ﾓｿﾞ



小鳥のさえずりが耳に入り、
私は意識をゆっくりと覚醒した。

昨日のホットワインが効いたのか、
爆睡してしまったようだ。

おかげで頭はハッキリとしてきた。
だが、何故か体は動かない


『??.....!?』


不思議に思って顔を上げると、
そこには私を抱き締めたまま爆睡している
マスタードがいた。


ビックリして思わず声を出しそうになったが
何とかそれを飲み込んだ、

....この状況は一体何事....



『....あの...マスタードさん...』ｸｲｸｲ


マスタード「グガーッ...グガーッ...」



困った、
この子一度寝たら叩いても起きないタイプか..?


ならせめて手をすり抜けてしまおうと、
マスタードの手を持ち上げようとした。



「.....おい勝手に動くんじゃねぇ」ｸﾞｲｯ



『!?ｳｸﾞｯ....』



マスタードは不機嫌そうに片目だけ赤い瞳を此方に向けると、回していた腕に力を入れるので、
私は思わずくぐもった声をもらした。


....ｸﾙｼｲ..!


『...マ....
マスタードさん起きてるなら離して下さい...』


マスタード「...嫌だね...
この体制が調度いいんだ大人しくしてろ。」


『.....そんなぁ....』ｹﾞﾝﾅﾘ



ーーーーーガチャンーーーーー



エッジ「愚兄いつまで寝ているつもりだ！
早く薪割りをしろ！
朝食の支度ができんだろうが！....ム..?」




マスタード「ぁあ!?パ、パピルス!?
...いやあのこれは...違ぇんだよ
コイツ湯タンポみてぇで調度良かったから...
あぁ、薪割り、だったよな直ぐ行くぜ!」



『...私を抱き締めたまま弁解するのは
逆効果ですよマスタードさん...』


エッジ「....愚兄...
子供とは言え女の子に抱きつくとは何事だ！
我輩は貴様を見損なったぞ!」ｷﾞﾛｯ


『イヤイヤ
その女の子を一緒に寝かせたのは
エッジさんじゃ...』



マスタード「ちょ、ちょっと待て兄弟！
本当にコイツには何もしてねぇって！
そもそも俺がこんなペチャパ..ヴッ!!」ﾊﾞｼｯ


エッジ「問答無用だ」ｷﾞﾛｯ




..さすがにこのままだとマスタードが不憫だな...



『あの、それよりエッジさん！
薪割りを見てみたいんで、
私も行っていいですか？』


エッジ「何？
...ふん、いいだろう。
なら着替えを用意してやるから下に来い、
貴様もとっとと着替えろこの愚兄が！」





...エッジさんの感情スイッチ分かりずらいよ
あと朝から絶好調に怖いね!

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