ﾀﾋにかけて、飛ばされた先でモブは今度はサンズさん達に振り回され翻弄される。<9>【 Undertale】

403:薪割りチャレンジ ページ3

A side





マスタード「..he、
手伝うも何もお前じゃ切れねぇだろうが。」



『...やってみないと分かりませんよ。』ムッ



マスタード「...へぇ?
んじゃこの鉈持ってみな？」ホイッ



『え!?あ、ま、待って！』ワタワタ



マスタードは何と、
今の今まで木をスパスパと切っていた鉈を
此方に向かって放り投げるので、
私は慌てて片手を差し出した。



しかし、鉈は私の手の真上でピタリと止まる



その向きを見てみると、
私は思い切り刃先を掴もうとしていた。



マスタード「お前馬鹿だろ?
刃物を投げられたら取ろうとすんなよ、
手が無くなる所だぜ。」呆れ顔


『いや貴方が放ったんでしょうに...！』ﾄﾞｷﾄﾞｷ



マスタード「...マジで警戒心ねぇなお前..
そんなんで生き残れる程甘くないぜ?」ｶﾞｼｶﾞｼ



『?...すみません、では切ってみます!』


マスタード「おい俺の言った事聞いてねぇのか」
ﾋﾟｷｯ


私は鉈を持って、
切り株の上にある木を見据える。


....木なんて切ったことないけど、
多分、
最初に少し刃をかませて、トントンすれば
切れる気がする...テレビで見たことあるし。



私は思ったよりも重力のある鉈を、
片手でフラフラと持ち上げる。



マスタード「....お前...マジかよ」ため息



『.....狙いを定めてッ...ﾊｲｯ！』ｽﾎﾟｯ




....



........スポッ.....?




ーーーーーーーーザンッーーーーーーー

マスタード「あっぶねっ!?
テメェふざけんな俺に真っ直ぐ飛んできたぞ!?
わざとかコノヤロウ!?」ﾋﾟｷｯ



『あ...すみません目を瞑ってたから見えなくて』


マスタード「瞑って振り下ろすんじゃねぇよ！
...もういいお前は薪を運べ！
俺が切るから、いいな！」ﾋﾟｷｯ



『...は、はい。』ｼｭﾝｯ



....思ったより鉈が重かった...

危うくマスタードの顔面に穴が空く所だったな。

私はプンスカと怒っているマスタードが切った
薪を拾ってはソリに乗せていく。



『...マスタードさん、
火をおこす薪は別にあるんですか？』



マスタード「...あったらこんな朝っぱらから
切ってねぇよ。」ﾑｯ



『え、だって木って
切ったばかりは水分があるから燃えないんじゃ』



マスタード「...あぁ、ここら辺の木は
干す必要がねぇんだよ、直ぐに燃える。」



『え...何気に凄くないですかそれ...
灯油でも染み込んでるのか...』ｸﾝｸﾝ




ってか灯油しみてたら常に燃えてそうだよな

もう某ゲームのモンスターやで

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