ﾀﾋにかけて、飛ばされた先でモブは今度はサンズさん達に振り回され翻弄される。<9>【 Undertale】

404:突然の来訪者 ページ4

A side




私はそこそこ積み込んだソリを、
よし、と力を込めて片手で押してみた。

.....




......oh.....





.....積みすぎた....




マスタード「お前馬鹿だろう。」



『....いけると思ったんですがッ...』ｸﾞｸﾞｯ



マスタード「いやいけねぇだろどう見たって。
...チッ...うだうだやってっと
アイツが痺れを切らして怒鳴り散らしてくるな。」ﾋﾟﾝｯ


マスタードの瞳が揺らめくと、
ソリは勝手に前進し始めた。



『....おお...さすがはマスタードさん』ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ


マスタード「不思議だ、
誉められてんのに全く嬉しくねぇ。」



ぼやくマスタードが、玄関まで
薪を乗せたソリを進んでくれたので、
私は片手で持てるだけ薪を抱えると中に入った。


『エッジさん、
マスタードさんが薪を切ってくれましたッ』ﾖﾛﾖﾛ



エッジ「...お前は何をやっているんだ。」ﾋｮｲｯ



前の見えにくい被り物のまま
フラフラと薪をキッチンに運んでいると、
突然横から声がして、
持っていた薪を取り上げられてしまった。



『...あ、エッジさん。
マスタードさんが沢山切ってくれましたよ。』


エッジ「よいかA、
薪割りは愚兄の担当だから切って当然だ。
さて、
スープを作るからもう少し待っていろ。」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ



エッジはそう言うと、
私の頭を撫でながら持ってきた薪を持って
キッチンに向かって行った。



マスタード「...ヘイヘイ
もちろん当たり前ですよ...ボス。」ﾑｽｯ



カワイイな....拗ねてるよこの子...



マスタードはやっぱりエッジの事が大切なんだな、
そこはサンズの時と変わって無いみたいで安心した。

エッジも、何だかんだと言いながら、
マスタードの事を心配しているのが分かる。

....兄弟愛っていいな。



マスタード「...お前いつまでそれ被ってんだ?」


『あ、被ったままだったの忘れてました。』ｺﾞｿｯ



私は被り物を取ろうとしていると、

突然マスタードが頭を押さえてきた。


『え...ち、ちょっとマスタードさん..』


マスタード「...うるせぇ、それ取るなよ」ｸﾞｯ




ーーーードンドンッーーーー




＊＊＊「おいエッジいるか！
私だ、アンダインだ！アルフィーから、
昨日この辺りでニンゲンを見たと連絡があったんだが、貴様何か知っているか！」



...ドクンッ...


『...ア..アルフィスに見られてた...!』


エッジ「A、安心しろ。

その変装なら絶対にバレない。」ﾋﾞｼｯ



.........えぇぇ

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