blindness ページ8
「A、大丈夫?」
『大丈夫やで。』
つれてこられたのはバスケ部の部室で正直部外者なボクが入ってええのか迷った けど、征に引っ張られボクの意思関係なく連れ込まれる
「……そう、 なら…言うことあるよね」
『……すまん』
「何のために渡したか解ってるのか?」
ボクは数日前征から防犯ブザみたいな物を渡された。音は鳴らないけど紐を引っ張るかボタンを押すと征の携帯に連絡が行くようになってる。
『…すまんな』
征に迷惑かけたくないねん。
いつも守られっぱなしって訳にはいかへんのや。
「…………バカだな。」
謝罪の言葉を口にすれば批難の言葉が返ってきて体が強ばる。 恐る恐る顔を上げるといつも無表情の顔が歪んでいた。
『せ、い…』
「もっと頼ってよ、もっと俺を…」
なぁ、ボクの為に征が傷つく必要なんて無いんや。
せやから、ボクは もっと 征を遠ざける。
好きやから。
愛しとるから。
だからこそ
ボクを助けないで。
blindness
(盲目:他のものが目に入らず、理性的な判断ができないこと。また、そのさま。)
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革ベルト
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ゆなゆな☆ - めっちゃ面白かったです!更新頑張ってください! (2014年3月13日 15時) (レス) id: bd00f33fbd (このIDを非表示/違反報告)
赤司LOVE(プロフ) - 面白いです!! 早く続きが気になります…!! これからも頑張って下さい! (2013年3月7日 20時) (レス) id: 20be5cbfa6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:此瀬 | 作成日時:2012年12月18日 21時