_嫌ﾜﾚ_ 伸ばした手は､ _黒ﾊﾞｽ_

warp ページ11

※┌(^｡^┐ )┐







A…

side _ scarlet

俺の部屋で死んだように眠るAの頭を撫でる

「……A､」

どうしてAなんだ…

そう思いながら眠るAの額に口づけた

「……ん、」

口を離すと同時に目を開くAそして俺の存在を確認すると後ろに後ずさった

『…A？』

名前を呼ぶと目に涙をためながら首を横に降る相手にゆっくりと近づくと それにあわせてAが後ずさる

『A､』

「 あかん、あかんのや」

ただ否定の言葉を紡ぐ相手に流石に疑問がわく

「ﾎﾞｸ汚い…､征が汚れてまうｯｯ」

ついには涙を流し始めたAに思わず駆け寄り抱き締める

腕を回した瞬間ﾋﾞｸｯ と、体を跳ねさせ俺を手で押して離させようとするA

「あかん、 嫌や… あかんあかんｯ…､征」

『Aは汚くない』

「ちゃう、ちゃうｯ、汚いｯ、…離してや､」

手で耳を塞ぎ子供のように首を横に降り言葉を否定し続ける相手

「やや、征が汚くなってまうｯ 嫌やｯ」

『Aっ!!』

「…ｯ!!」

名前を 強く呼べばﾋﾞｸｯと肩を跳ねさせ此方を見つめられる

『…大丈夫だ。 大丈夫だから』

「征、……やけど、…ﾎﾞｸ、…ｯん」

再び否定の言葉を言おうとするAの口に自身の口をくっつけ塞ぐ

「……んンｯ、…ゃ…あかんｯ」

唇を無理矢理離しまた泣き出す相手

『…なら、俺が綺麗にする』

「……!!」

そう言いAを押し倒す

「あ、あかんｯ!! やや、ややｯ!! 征っ!!」

『…俺が綺麗にするから､…だから、離れるなｯ』

「ｯｯ……お､ん、……征、が綺麗にしてや」



warp
(歪む:心や行いなどが正しくなくなること)

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