検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:7,293 hit

セミの鳴き声ってイライラするよね ページ3

なんとか終わった追試。私が受ける必要あったのかはわかんないけど。赤点の人向けだから基礎的な問題しか出なかった割に、問題数が多くて若干疲れた。


「時間の割に問題出し過ぎネ、もっと優しくしなきゃだめアル」
「あ?基礎しか聞いてねぇんだからそんくらい解けねぇとまた赤点ばっかで卒業ギリギリになんぞ、覚悟しとけおめーら」


…いやまず私赤点取ってないんですけど。年度末の試験で3個赤点取ったら留年だもんね。


去年の神楽はやばかったなぁ、と思い返しつつ、今年は受験生なのを実感。時の流れってあっという間だ。


「追試も終わったことだし甘いものでも食べて帰ろっか」
「お!いいアルな!…って言いたいけど、今日はパピーが早く帰ってくるし、今日の調理当番は私だから先に帰るネ」


次は絶対一緒に行くヨ、と先に帰った神楽ちゃん。ちょっと寂しいかも。まぁいいか。録り溜めてたドラマでも消化しつつ晩御飯作ってお風呂入って…と帰宅後の予定をぼんやりと考えながら帰り支度をする。


「あんたがチャイナに振られることもあるなんてね」
「うわびっくりした、なに急に」


急に話しかけられたから驚いた。追試終わったらさっさと帰ってそうなのに、今日はなんなんだ。


「余計なお世話だよ。放課後はドラマ見ながらご飯作ったりで忙しいし夏休みも勉強漬けだし別に寂しくなんてありませんが?」
「最後に本音だだ漏れじゃねぇか」
「いいですよね、人気者の沖田くんは放課後も夏休みも予定がいっぱいで。…で、私にウザ絡みしてくる理由は何?私も早く帰りたいんですが」


こんなやつ、とか言ったら失礼だろうけど、お姉さんのために委員会あってもなるべく早く帰ってるのは知ってるし。一応3年間も同じクラスなんだからわざわざ回りくどい真似しなくてもいいのに。


「…頼み事があるんでさァ、お前にしか頼めねぇ」
「頼み事?なにそれ。内容にもよるけど、話しだけは聞くよ」


いつもとは違う真剣な顔。黙ってればそれなりにイケメンなのにね。まぁ、ドSな発言とかが一部、いや多くの女子にウケてるんだろうけど…。


そんなことをつらつらと考えつつ、次の沖田の言葉を待つ。ゆっくりと開かれた沖田の口から発せられた言葉は。


「半年…いや、夏休みだけでいいから俗に言う、彼女ってやつになってくだせェ」


当麻A、18歳。難聴はじまりました(白目)

人生で三回モテ期は来るらしいけどあんまりわかんない→←夏の暑さってなんであんなにムカつくの?



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (53 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
51人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 沖田総悟 , 3Z
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ちくわ。(プロフ) - きちさん» コメントありがとうございます!更新頑張ります。 (2020年3月11日 0時) (レス) id: d60a85f25d (このIDを非表示/違反報告)
きち(プロフ) - 更新不定期でも、焦らず頑張ってください。応援しています。 (2019年7月10日 16時) (レス) id: a5f7590bc4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぴ! | 作者ホームページ:https://twitter.com/pipipi__dream  
作成日時:2019年7月6日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。