【NARUTO】木ノ葉の最強忍者は、あの人のひ孫？！

第二十八話 ページ32

ナルト｢変な絵…｣


ヤマト｢…サイの描いた絵か｣




治療を終えた後、サクラが絵本らしきものを拾ったらしく、みんなで確認中。



きっとサイのだろう。


絵を描くなんてサイしか思い当たらないからな…




ナルト｢何か気味悪いってばよ…｣


A｢ん？｣




ナルトがそう呟いたページを見てみると、右ページに黒髪の少年。



けど、その少年の“顔”は描かれていない。

その隣の左ページは何も描かれていなく真っ白だった。







サクラ｢別のページは全部ちゃんと描かれているのに…｣



ヤマト｢どんな内容なんだい？それが分かれば、サイのことが少しは分かるかもしれない…｣




サクラ｢何か…本の表紙と裏表紙に描かれてる二人の少年の物語みたい…｣




それからサクラが本のことについて話してくれた。



どうやら、黒と白の少年が敵を倒していく話らしい。



それで、真ん中のページに向かって物語がスタートする構成みたい。



…あぁ、そうか。


この白い少年は…




サクラ｢もしかして…サイの…お兄さん…｣


ナルト｢？｣


ヤマト｢…｣



A｢そうだよ。黒い少年がサイで白い少年が…サイの兄だ｣



正確には、“根”の感情殺しのシステムの中で生きてきた義理の兄。



ヤマト｢(なんで、そんなことを知っているんだ？A)｣



サクラ｢じゃあコレ…中央の見開きって…サイと…お兄さんが…｣



A｢いや、サクラが考えているようなことないと思う。｣



サクラ｢！どうして？｣


A｢…ヒントはさっきの最後の絵、かな｣




よく見ればわかるよ。


黒い少年の腕がどのようになっているか、見ればね…。




ヤマト｢…！｣




突然、ヤマトの顔が険しくなる。



A｢…(なんかあったみたいだね)｣



ヤマト｢そろそろ行こう…どうやら分身のボクが、アジトをつきとめたようだ｣




…ついに、か。



元気かな、








.









A｢……サスケ(ﾎﾞｿｯ)｣

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