第二十三話 ページ25
ナルト「ぐぅう!!(ズゾゾゾ」
手を当てたとこから徐々に、九尾の衣が剥がされナルトが露になる。
サクラ「…(ナルト…)」
ナルト「うがあああ!!!!」 クラッ
どさっ
A「――っと。」
倒れそうになったナルトを支え、地面に寝かせる。
A「サクラ、ナルトを頼む」
サクラ「…うん」
サクラが医療忍術でナルトの傷を治している間に、自分の服を胸元まであげ脇腹の傷に手を添え治療する。
……?
治りが遅い…。
これも九尾のせいなのか?
ちらりとナルトの方を横目で見ると、案の定ナルトの治りも遅かった。
ヤマト「(…自来也様の言っていた四本目が…まさかこれほどまでとは…)」
サクラ「ズキン)うっ…!」
ヤマト「…」
A「(…あとでサクラの傷も治してあげよう)」
ナルト「うぐっ…」
サクラ「…ヤマト隊長…」
ナルトの傷がだんだん良くなってきたとき、サクラがヤマトに話しかける。
サクラ「ナルトを止めたAのさっきの術…あの術…私にも――」
A「――それはムリだよ、サクラ」
サクラ「!」
ヤマト「…木の葉の中であの術をつかえるのは、初代様の細胞と適合出来たボクと、生まれた時から受け継いだAだけさ。」
ヤマト「九尾のチャクラを無理矢理押さえ込む力…実験体であるコピーのボクは、Aやオリジナルの初代様とまではいかないけどね。」
サクラ「…」
A「ナルトの首にかけているモノは、柱間様の持っていたもので…柱間様のチャクラにだけ呼応するチャクラの結晶石なんだ。それで、人柱力の力を制御できる…」
ヤマト「初代火影様が火影たりえたのも、この力があったからだと言われてる。…ボクがこの隊の隊長として、選ばれた理由もそれさ。」
A「僕もぞ」
……ただ、それだけじゃないがな。
僕がこの隊に入ることを決めたのは、他にもある。
サクラ「……いつもそう…」
ふと、サクラが呟く。
ヤマト「…?」
サクラ「私がナルトにしてあげれるのは、ほんの小さなことだけ」
笑ってそう言うサクラ。
『僕がいつもカグラにしてあげられるのは、少しだけなんだ…』
それが昔の自分と同じで、
A「出来る出来ないの大きい小さいは問題じゃないぞ、サクラ。」
気づいたら大切な人に昔言われたことを、そのまま言葉にしていた。
A「大切なのは、その人を想う気持ちの大きさだよ。(微笑」
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壊音=銀魂LOVE♪の神紫ダヨ - 続き気になります!ゼツ「更新待ってるよ/マアセイゼイガンバレヨ 」 (2018年7月22日 14時) (レス) id: 85fc3d6f11 (このIDを非表示/違反報告)
プリン★スポ隊隊長兼副 いろいろ最高な小説多いよな← - うぐっ………気になる………!! (2018年6月8日 12時) (レス) id: 4588ab3ba5 (このIDを非表示/違反報告)
我愛羅LOVE - なんで終わり何ですか???続きが気になります!更新頑張って下さい! (2018年1月4日 21時) (レス) id: 132b4743de (このIDを非表示/違反報告)
あん - 続き見たいです!更新がんばってください! (2016年1月5日 14時) (レス) id: fad68dc6d4 (このIDを非表示/違反報告)
misyou.go(プロフ) - この小説良いですね!更新停止しないでください〜。 (2015年7月30日 17時) (レス) id: 38e98ebc28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:降矢雪乃 | 作成日時:2013年1月24日 19時