【カゲプロ】もう、笑えるよ…【カノ】

49話＊ゴミ出し─カノside─ ページ3

「んっ……あれ、皆部屋か…」


部屋で雑誌を読んでいたけど、飽きてきたからリビングで誰かと話そうと思っていたが、

リビングに行くと誰もいなかったので、僕は仕方なくソファに座った。

テレビをつけようとリモコンに手をのばしたが、
ちょうどキドが台所から少し焦り気味に出てきた。


キ「ちょうどよかった、カノ。今日ゴミ出しの日ということを忘れていてな、ちょっとゴミ集めてくれないか」


キドがゴミ袋を片手にそう言った。

正直面倒だと思ったが、キドが怖いので素直に頷いた。


そして僕は部屋の隅にあるゴミ箱をもって、キドのもっているゴミ袋のなかにゴミをいれる。


キ「すまんな」


「別にいいよ〜」


キドがゴミ袋をもって台所に戻ろうとした。

僕もソファに戻ったが、テーブルの上にとても錆びた、はっきりいって少し汚いキーホルダーがあった。

誰のだろうと思ったが、僕の脳はそれをゴミと判断し、キドを呼び止めた。


「キド、まだゴミあった」


キ「あ、ほら」


キドがゴミ袋を広げたから僕は投げると見事に入った。

キドは投げたことに少し怒っていたけど、僕は入ったことが嬉しかったからあまり気にならなかった。



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