【カゲプロ】もう、笑えるよ…【カノ】

48話＊キーホルダー ページ2

「あ、これは…」


ソファに座ってから暇なのでスマホをポケットから取り出すと、とても懐かしいものが一緒に出てきた。

それは、錆びたキーホルダーだった。

でも、私にとってとても大切なものだった。


「こんな所にあったんだー、探してたんだよね」


一週間前、アメリカでなくしてから、日本にくるまで探していたが、見つからないので諦めていたが、

まさかこの服の中に入ってるなんて……！


それにしても随分と錆びたと思う。
一週間前は錆び１つなくて、キレイな銀色だったのだが。

見栄えは悪くなったが、私は見つかったことがとても嬉しかった。


しばらく見つめていると、モモから大きな声で呼ばれた。

私はキーホルダーをテーブルの上に置き、モモの部屋に向かった。


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